「日本の未来を変える原点となる」とは?
ポテンシャライトのHRインキュベート事業部(RPO)の一つのグループである グループZ の発足以来、チームとして一体感を持ちながら大きな目標に向かうための指針を作成してきました。その中で重要な役割を果たしているのが、DMVV(Dream Message、Vision、Value)です。
DMVVは、以下のような形でグループの方向性を示しています。
0-1. DMVVの概要
◆Dream Message(ドリームメッセージ)
◆Vision(ビジョン)
◆Value(バリュー)
0-2. Dream Messageの提示
この中でも、「さあ、新しい日本の幕開けだ」というDream Messageは、グループ全体の大きな目標を象徴する言葉です。このメッセージには、「日本の未来を変える原点となる」という壮大なフレーズが含まれています。
しかし、このドリームメッセージの内容が非常に抽象的で壮大であるため、より具体的で実行可能な形に落とし込む必要があると感じました。
0-3. SOUNDワークの導入
そこで、メンバー全員で「日本の未来を変える原点となる」とは何かを深掘りするために、SOUNDワークを実施しました。このワークでは、メンバー同士が自由に意見を交わしながら、壮大なメッセージの中に隠された意味や具体的な行動指針を探る試みを行いました。
次のセクションでは、このSOUNDワークでどのようなプロセスがあり、どのような成果が得られたのかを詳しくお伝えします。
1. 「日本の未来を変える原点となる」というフレーズへの挑戦
グループZが掲げるドリームメッセージ「日本の未来を変える原点となる」という壮大な言葉に向き合い、その具体的な意味を深掘りする取り組みを行いました。このメッセージは、グループZ全体の目標を象徴する重要なフレーズですが、現実的な行動に落とし込むためには解像度を高める必要がありました。
1-1. ドリームメッセージの抽象性がもたらした課題
「日本の未来を変える原点となる」という言葉には、次のような課題がありました。
壮大さゆえの現実感の欠如
「壮大すぎて自分の役割が見えにくい」と感じるという意見
「何をすれば『日本の未来を変える』と実感できるのか」が明確でなく、共有も不十分な現状
方向性の不明確さ
「原点」とはどのような概念を指すのか?
「日本の未来を変える」という言葉が示す対象やアプローチが曖昧であることによる、メンバー間での認識のばらつき
自分事化の難しさ
壮大なテーマであるがゆえに、個人としてどのように行動すれば良いかイメージしにくい
1-2. SOUNDワークの導入
これらの課題に対応するために、グループZでは「SOUNDワーク」を実施しました。この手法を通じて、ドリームメッセージの抽象的な部分を具体化し、メンバー全員が共通認識を持つことを目指しました。
「SOUNDワークとは?」と疑問に思った方は、下記ブログを一度お読みいただけると、この後の内容の理解度がより深いものになるかと思われます。
◆SOUNDワークの目的
フレーズの具体化
壮大なドリームメッセージを、日常の行動に結びつける具体的なヒントを得ること。
共通認識の形成
「日本の未来を変える原点」とは何を意味し、どのように実現していくのかをメンバー全員で共有すること。
行動の道筋を描く
個人として、またグループ全体として、次にどのような一歩を踏み出すべきかを明確にすること。
1-3. 実施中に感じた課題と成果
◆感じた課題
テーマの壮大さによる戸惑い
「日本の未来を変える原点となる」というテーマ自体が抽象的すぎて、どの方向から議論を進めれば良いのか迷いが生じる場面がありました。
メンバーの中には「この壮大な目標にどのように貢献できるのか見えない」という声も。
議論の拡散
メンバー同士の意見交換が進むにつれて、具体性に欠けた部分が議論の拡散を引き起こし、収束に時間がかかる場面がありました。
◆得られた成果
共通認識の形成
話し合いを通じて、メンバー間で「未来の子どもへの貢献」や「日本全体のアップデート」という具体的な方向性が浮かび上がりました。
壮大なテーマに対し、個々人がどのような役割を担うのかについて一定の合意が得られました。
次のアクションが見えた
メンバー間で議論を深めた結果、以下のような具体的なアイデアが創出されました。
発信活動を通じて「日本の未来を変える」意識を広める。
垂直的・水平的スキルを向上させることで、個人としての影響力を拡大する。
2. SOUNDワークのプロセスと成果
「日本の未来を変える原点となる」とは何か。この壮大なテーマを具体的に解釈し、行動に結びつけるため、グループZではSOUNDワークを実施しました。
このセッションでは、メンバー全員が自由に意見を出し合い、テーマの具体的な意味や実現可能な方向性を探る場となりました。
2-1. SOUNDワークの流れ
◆テーマの設定
SOUNDワークのテーマは非常にシンプルです。
この一文に対して、メンバーそれぞれが自由に考えを述べ、意見を深掘りしていきました。
◆議論の進め方
最初にメンバーが思いつく限りの意見を挙げ、リスト化。
その中から挙手による賛同が多かった意見を深掘り。
最終的に、それぞれの意見を統合しながら、次のステップに向けた具体的な行動案を検討する。
2-2. ワークの中で生まれた具体的な意見
壮大なテーマに対し、次のような意見が創発されました。
ここでは、挙手数が多かったものを中心に紹介します。
【多くの賛同を集めた意見一覧】
未来の子どもに対して貢献する
「自分たちの行動が未来の世代にどのような影響を与えるのかを考え、より良い社会を作りたい」という意見が多数挙げられました。
日本への誇りを取り戻す
日本の伝統や文化に対する誇りを再認識し、次世代に受け継ぐ活動の重要性が語られました。
「達成できないわけがない」と感じられる目標
メンバーの間では「実現可能である」という確信を持つことが、行動の起点になるという意見が広く支持されました。
日本のアップデートを目指す
社会や経済の停滞感を打破し、日本全体が前進するための活動を積極的に行いたいという思いが共有されました。
海外からの尊敬を得る
日本のテクノロジーやサービスが世界中で評価されることを目標に据え、行動していくべきとの声が挙がりました。
2-3. キーワードの整理
SOUNDワークを通じて、次のような重要なキーワードが浮かび上がりました。
【あきらめない】
・「日本を変える原点となる」という信念を持ち続ける。
・簡単に目標を諦めず、挑戦を続ける。
【当事者意識】
・「自分がその原点となる」という意識を持つことの重要性。
【原動力となる】
・日本社会を変えるためのエンジンとなる意志を持つこと。
【自分事化】
・壮大なテーマを個人として捉え、具体的な行動に移す姿勢。
【未来を語る場の創出】
・ビジョンや希望を共有し、共に語り合える場を作ることの価値。
2-4. SOUNDワークの成果
◆課題の明確化
「日本の未来を変える原点となる」というテーマが持つ抽象性に、依然として戸惑うメンバーもいました。
しかし、その戸惑い自体が今後の議論を深めるきっかけになると感じられました。
◆得られた進展
「未来の子どもへの貢献」や「日本全体のアップデート」など、具体的な方向性が複数浮かび上がりました。
メンバー個々が自分の役割を見つけ、行動に移すヒントを得られた点は大きな成果でした。
◆次のステップへのつながり
SOUNDワークで生まれた具体的な意見やキーワードを基に、個人とグループでの行動計画が見え始めました。
次に目指すべきは、これらの方向性をさらに深掘りし、実行可能なプロジェクトとして形にすることでした。
3. 『何で』『どのように』を具体化する
SOUNDワークを通じて生まれた意見をさらに具体化し、
という観点で整理しました。
このセッションを通じて、ポテンシャライトが持つ強みと、それを活用するためのアプローチが明確になりました。
3-1. 『何で』日本の未来を変えるのか?
まず、「何で日本の未来を変える原点となるのか?」について、以下の要素が挙げられました。
◆「ポテンシャライトとしての強み」
売上
組織としての経済的な成功が、次のチャレンジを可能にする土台となることを理解し、「利益を生み出し、その利益を未来への投資に繋げる」という視点で共通認識を持つ。NPS(顧客満足度指標)
高い顧客満足度を維持し、「信頼される企業」であり続けることが、日本全体への影響力を拡大する鍵となる。想い(熱量・愛情・受容)
メンバー一人ひとりが持つ「日本を良くしたい」という想いが、行動の原動力となる。想いが周囲へ伝播し、新しい文化や価値観の発信に繋がる。ノウハウとリーダーシップ
採用や組織開発に関する高い専門性を活かし、社会に新しい知見や視点を提供する。メンバー全員がリーダーシップを発揮し、日本全体のリーダー像を変革していく。
◆「日本に対しての影響」
GDPや人口に影響を与える
日本経済を活性化させることで、持続的な成長を実現する。特に、スタートアップの成長促進や大企業の変革を支援することで、経済全体の底上げを目指す。日本のサービスを世界中で利用されるようにする
日本発のテクノロジーやサービスをグローバルに広め、国際的な競争力を高める。成長への活動を加速する
日本社会全体が「変化を恐れず、成長を目指す」姿勢を持つための支援を行う。日本への誇りの再認識
文化や歴史を見直し、現代に合った形で未来へ引き継ぐ活動を推進する。
3-2. 『どのように』日本の未来を変えるのか?
次に、「どのようにそれを実現するのか?」については、以下のような具体的な方法が挙げられました。
◆行動アプローチ
発信
自分たちの取り組みやノウハウを広く社会に発信する。「何を考え、何を行動しているのか」を透明性を持って示すことで、共感を得る。学びの場の提供
組織内外で学びの機会を作り、個人やチームが成長できる環境を整備する。特に若年層やスタートアップを対象とした教育プログラムなど。欲求の喚起
「もっと成長したい」「自分も社会を変えたい」と思わせる環境や機会を提供する。自己成長のモチベーションを引き出す支援が、行動を促進する鍵となる。つながりを作る
個人や組織間のネットワークを構築し、共通の目標に向かうための協力体制を作る。グループZがその「ハブ」となる存在を目指すこと。
3-3. 『何で』『どのように』の統合的な方向性
SOUNDワークを通じて、「何で」「どのように」を考える際の統合的な方向性も見えました。
それは、「自分たちが持つ強みを最大化し、それを外部へ発信しながら、成長を促進する仕組みを作る」というものです。
この方向性に基づき、グループZは以下を目指すことにしました。
日本社会にポジティブな影響を与える活動を継続的に発信する。
個人と組織が共に成長する環境を構築する。
グループZが「日本の未来を変える原点となる」象徴的な存在となる。
4. メンバーの具体的な行動案
続いて、SOUNDワークを通じて得られた「何で」「どのように」という方向性を基に、グループZの各メンバーが自身の役割を明確化し、それぞれの具体的な行動案を提案しました。ここでは、その内容をご紹介します。
4-1. 行動案に見られた共通点
1. 発信の重要性
多くのメンバーが「発信」を重要なアプローチとして挙げています。これには、自分たちの取り組みを外部に広めるだけでなく、周囲の人々にポジティブな影響を与えるという目的が含まれています。
2. スキルの向上
水平的・垂直的スキルを高めることで、個人としての成長と組織全体への貢献を両立しようとする姿勢が見られました。
3. ネガティブな固定観念への挑戦
「日本を変えるのは難しい」という諦めや、「経営者は孤独である」という現状に対し、具体的な行動を通じて変化を起こす提案がありました。
4-2. 次のステップへのつながり
これらの具体的な行動案は、グループZが「日本の未来を変える原点となる」という目標を実現するための土台となります。次に目指すべきは、これらの案をプロジェクトとして具体化し、実際の行動に移していくことです。
5. 全体的なアクションプラン
グループZが「日本の未来を変える原点となる」という壮大な目標を現実のものとするためには、メンバー個々の行動だけでなく、グループ全体としてのアクションプランが不可欠です。
本セクションでは、SOUNDワークで生まれた意見を基に構築された、グループ全体で取り組むべきアクションプランをご紹介します。
5-1. 発信活動の強化
5-1-1. HRノウハウの継続的発信
目的: ポテンシャライトが持つ採用や組織開発のノウハウを社会に広め、より多くの人々に価値を提供する。
具体例:
採用成功事例や実践的な知識をブログやSNSで発信する。
ポテンシャライト独自の視点で、HR業界の課題や解決策を提示する。
5-1-2. HRパーソンの「想い」の共有
目的: 「日本の未来を変える原点となる」という強い想いを持つHRパーソンが存在することを発信する。
具体例:
メンバー全員が「日本を変える」というテーマで記事を執筆する。
発信内容をシリーズ化し、統一したフォーマットで公開する。
5-2. スキル育成による自覚の深化
5-2-1. 水平的・垂直的スキルの向上
目的: 各メンバーがスキルを高めることで、自分たちが「日本の未来を変える原点となる」自覚を深める。
具体例:
水平的スキル: 顧客とのコミュニケーション能力や問題解決力を強化する。
垂直的スキル: 視座を高め、経営層や社会全体に影響を与える力を養成する。
5-2-2. 成長を促す学びの場の提供
目的: メンバーが成長するための仕組みを整備し、グループ全体の学びの文化を育む。
具体例:
定期的なロールプレイやトレーニングセッションの実施。
学びを共有するためのメンバー間でのディスカッションを推奨していく。
5-3. 経営者視座の獲得と孤独の解消
5-3-1. 経営者の孤独を解消するサポート
目的: 経営者が抱える孤独を解消し、全社的な視座を共有する環境を作る。
具体例:
経営者が抱える課題に対して多角的な支援を行い、孤独感を和らげる。
「視座を広げる」というテーマで顧客支援を実施していく。
5-3-2. メンバー間での視座の共有
目的: メンバー同士で視座を共有することで、グループ全体の価値観を高める。
具体例:
視座を高めるためのワークショップを開催する。
メンバーが経営者の立場を意識して課題解決に取り組むトレーニングを実施していく。
5-4. 具体的なプロジェクトの立ち上げ
5-4-1. SOUNDワークの成果を基にしたプロジェクト
目的: SOUNDワークで得られた具体的な意見を形にするプロジェクトを始動する。
具体例:
「未来の子どもへの貢献」をテーマにした教育プログラムの企画。
「日本のアップデート」を目指す広報キャンペーンの実施する。
5-4-2. メンバー個々の取り組みを支える仕組み
目的: 個人の行動案を実現するために、グループ全体で支援を行う。
具体例:
メンバーの発信内容をSNSで拡散する。
個々の取り組みの進捗を共有するための定期的なミーティングを実施していく。
5-5. 継続的な振り返りと改善
目的: 目標達成に向けた取り組みを定期的に振り返り、必要に応じて改善を行う。
具体例:
毎月のミーティングで進捗を共有し、改善案を議論する。
メンバー全員で振り返りの場を設け、学びを深める。
5-6. まとめと次のステップ
「日本の未来を変える原点となる」という目標を実現するためには、個々の行動とグループ全体の連携が不可欠であると共通認識をとりました。
発信活動やスキル育成、プロジェクトの立ち上げを進める中で、メンバー全員が自分たちの役割を理解し、行動に移していくことが今後の方針です。
そこで、次のステップとしては以下を取り組むことで合意形成しました。
発信活動の強化に向けたフォーマットの統一とスケジュールの設定。
スキル育成プログラムの具体的な設計と実施。
プロジェクト立ち上げに向けたキックオフミーティングの実施。
これらを通じて、グループZは「日本の未来を変える原点となる」という目標にさらに近づいていきます。
6. まとめと感謝
「日本の未来を変える原点となる」という壮大な目標を掲げ、グループZではSOUNDワークを通じてメンバー全員がこの目標を具体化するために議論を重ねました。本記事では、そのプロセスと成果を振り返りながら、今後の行動計画について共有してきました。
6-1. 本記事の要点の振り返り
1. Dream Messageを具体化するSOUNDワーク
壮大な目標を現実の行動に落とし込むため、SOUNDワークを通じて意見を集約し、「何で」「どのように」を明確化しました。
2. 個々の行動案と全体的なアクションプラン
メンバー一人ひとりが自身の役割を見つけ、それぞれの行動案を共有しました。
また、グループ全体として取り組むべき具体的なアクションプランを構築しました。
3. グループZの目指す方向性
発信活動の強化やスキル育成を通じて、個人と組織の成長を促進します。
さらに、具体的なプロジェクトを立ち上げ、持続的な振り返りと改善を重ねることで、目標の実現に向けて歩みを進めていきます。
6-2. 次へのステップ
本ワークを通じて見えた次のステップは以下の通りです:
発信活動の計画と実施
メンバーそれぞれが取り組む内容を共有し、統一されたフォーマットで情報発信を行います。
スキル育成プログラムの具体化
水平的・垂直的スキル向上を目指し、実践的な学びの場を提供します。
プロジェクトの始動
SOUNDワークで得られた意見を基にしたプロジェクトを立ち上げ、行動に移します。
これらを実現することで、グループZは「日本の未来を変える原点」としての役割をさらに強化します。
6-3. 筆者自身の想い
今回の取り組みを通じて、就職活動時に考えていたことを思い出しました。
それは、「仕事を通じて社会に貢献し、日本をより良くしたい」ということです。
これを「社会の何も知らない学生だったから言えたこと」と終わらせたくはなく、「あきらめない」という本ワークで生まれた一つの信念のもと、今後も絶えず言葉にしながら行動していきたいと考えています。
やがて、そんな未来が生まれることを信じて僕は働いていきます。
6-4. 読者への感謝
最後まで本記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。グループZが掲げる「日本の未来を変える原点となる」という目標は、非常に大きな挑戦です。しかし、この目標を共有し、行動に移すことで、私たちは確実に未来を切り開いていけると信じています。
皆さまも、ぜひご自身の「未来を変える原点」を考え、行動してみてください。その一歩が、大きな変化を生むきっかけになるはずです。
私たちグループZは、これからも挑戦を続けてまいります。引き続き応援いただければ幸いです。
6-5. 未来への約束
私たちの取り組みは始まったばかりです。これからもメンバー一人ひとりがリーダーシップを発揮し、グループ全体として前進していきます。「日本の未来を変える原点」として、社会に貢献し続けることをお約束します。
「日本の未来を変える原点」となる挑戦は、私たち自身の成長と共にあります。未来を変えるその一歩を、皆さまと共に進んでいきたいと考えています。