自滅的なコンプレックスの塊

スポーツは出来ないし、お友達は出来ないし孤独感と劣等感まみれだった小、中学時代。

担任の先生にたくさん心配をかけました。
「引っ込み思案はダメよ」と放課後に言われた時はグッサリ刺さりました。ダメと言われても直せるものでもない。

高校生になって、とにかく変わりたくてこんな自分じゃダメだと感じ、何が何でも私を認めてもらいたくて褒めてほしくて 陸上部 に入ってしまったんです。運動音痴の私。ほんとは嫌で仕方なくてでも…カッコいいと思われたくて。
部活でもクラスでも勇気を振り絞って話しかけに行ったりして。
でも普段から人とのコミュニケーションが苦手だし発音もおかしいのか、私に話しかけられた子は「?」の表情。

部活でも案の定、先輩方の足引っ張りまくり。分かってはいたけど、生まれつき運動のセンスない人間が 他校の強豪高に恐れられるくらいの才能をもつ先輩と肩並べる事自体がちゃんちゃらおかしい。

でも私は必死だった。何も出来ない自分というレッテルから逃れるために毎日毎日歯をくいしばって何キロも走り込んだ。

部活中のある日。衝撃的な瞬間に出くわした。

秘かに恋心を寄せていた男子が帰路につく後ろ姿。傍らに髪の長くてキレイな女子。
手をつないでいた


みじめと言う言葉にまださらにみじめさを足した言葉は何だろう?
汗と泥だらけで髪を振り乱してる自分との対比で心がガラガラと崩れていきました。

しばらくはうつむきながら走ってました

いくらなんでも泣き顔までさらしたくない。恥ずかしがる為に生まれてきたわけじゃないのに。


自分のコンプレックスは相当ひどくて、
人に認めてもらうには血反吐を吐く覚悟でもって自分の苦手な事にまで手をつけるような子でした。

私、こんなに頑張ってるのに


気がつけば憎しみと嫉妬と羨ましさの感情しか私には残っていませんでした

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