頼み事を断れないワタシはひきこもることで自分を癒す
昨年の今時分。
子ども食堂の親睦会の最中、来年も士気を挙げていこうという大事な席で、ワタシは声も高らかに、「来年は絶対にひきこもるぞ〜」と宣言していた。
…場は白けるに決まってる。
ひきこもると宣言したのには理由があった。題名にもある通り、ワタシは人から頼まれると断れない。人がいいとかそういうふうに片付けないで。頼む人も、断れないワタシを狙ってるとしか思えない。オマエ、ヒト見て言ってんな。
おまけにいったん引き受けてしまうと今度は辞められない。とくに昨年は頼まれごとが多すぎて、心がもう休みたいと悲鳴を上げた。
それで冒頭の宣言なのだ。
もう来年は誰もワタシにかまってくれるな、と。
一体何をそんなに頼まれた…
・友だちに誘われた子ども食堂の会計を断りきれず、会計なんぞやったことがなかったため、結局エクセルに強い夫を巻き込んで怒られた。
・単発で好きな時間に、仕事をしてたけど、ちょうどヒマな40代女性を探していた今の職場にぴったりな人がいると声をかけられ、やったことのない事務仕事を始める。
・若い時エアロビクスで懲りたのに、フィットネスを紹介してもらい、音楽に合わせた体操と知った時には後の祭り…辞める機会を逃し気づいたら4年経っていた。
・体験だけでも…とやったことのないミニバレーの体験に行くが、あまりの激しさに古傷の腰をやってしまい、1年引きずった。
・町内会の班で一軒しかなく、隣の班に入れてもらうことを提案するも却下され、毎年会合に出席。
えとせとら。
今年はおかげさまで宣言通り、ひきこもれましたー。あ、イベントの手伝いに1回借り出されたかな、それも昨年から頼まれていたことだしー、今年ではないしー。もうほんと、今年は何にも頼んでくれるな〜のオーラを出しまくった。
だからなのか、心は休めている自覚がある。「ひきこもる」とみんなの前で口に出して言えたことで頼まれごとは昨年より少なかったし、いやいや実際は同じくらいあったのかも。でも宣言できたそれだけでなんか気分が良かった。自分のやりたかったことがイロイロできたし…それはひきこもるというのか疑問。
しかし、ひきこもってはまた引きずり出されるのが世の常。来年の頼まれごとを今の時点で何件か引き受けてしまった。まあ、今年じゃないしー。
どうしてこんなに、人からの誘いを断れないんだ…
はあ〜、困っている人を見れば、応援団長をかってでちゃうんだよなー。結局いいヤツなんだなワタシ。いいヤツとしよう…誰にも言われてないけど笑。また来年も頼まれごとを引き受けて、再来年またひきこもって、自分を癒やしてやればいいだけだからさ。