3つの指示すら完遂できない?いっそ行員さんを高齢者に…
「秘書くん、しっかり準備しとくように、ゴホン」と結婚式で上京予定の夫に先週末に言われてた。
いつものごとく、のんびり屋の私は(テヘ)のんびりしすぎて、気づけばもう週末。秘書の日常は忙しいんですよ〜、と言いつつ慌てて動き出す。
礼服はカバーを外し、クリーニングのタグ取って、空気にさらして。
ご祝儀袋には、筆字で名前を書いて、お金入れて…不安になってまた確認して。
さらには集まる親戚の子どものためのポチ袋に平等にお金を入れて。靴も磨いて…
これらもまた、名もなき家事と呼べるのだろうか…我が家では秘書(主婦)である私の仕事である。
で、ご祝儀袋に入れるためのピン札用意に信金へ。
「いらっしゃいませ」と窓口には入社3年目仕事にそこそこ慣れ、どんな質問も受け付けます、って顔した(妄想)可愛らしいボブヘアの女の子。ホントに両替できるか自信がないけど、とりあえず窓口にGO。
前に郵便局で新札をお願いしたら、きれいな紙幣はあるけど新札はあえて用意はしてないと言われた。とりあえず、とはもうしたものの、私、下準備はしてきた。 『ピン札準備』でググったら、どうやら信金か銀行が両替をしてくれるらしい。きっと新紙幣もあるに違いないもんね。
新札で11万9千円お金を用意したいのですが…一万円札は11枚と9千円は千円札9枚でお願いしします。(完璧)
「コチラノヨウシニゴキニュウクダサイ、オナマエ、ジュウショ、ハンコ…」
は、はんこ!忘れました(しまった)
「マズエーティーエムデ、ヒツヨウナガクオロシテ、(違う用紙)コチラノヨウシニゴキニュウヲ。フトセンノナカト、ヒツヨウナオサツノガクヲカイテクダサイ」
は、はいはい。(はい2回言うとき、全然頭に入ってない)
窓口女子になんだかいっぱい指示を出されて、ATMと言ってたよね、ATMで下ろし、10万以上になると汗腺が開くため汗ばむ手でカネを握りしめたまま、記入台へ移動。お金から手を離すということが昔人間到底できない。指示通り用紙書いて提出。
しかしすぐさま、
「ゴロネダサマ」
はい(早いな)
「コチラヒツヨウナ、サツノトコロ、ゴセンエンサツニ、ゴキニュウサレテマスガ、センエンサツニキニュウシテイタダケマスカ」
は、はい。(チーン)
間違えた。今回こそ完璧な下調べをして用意してきたのに…(ハンコ忘れてるよ)
窓口女子は、慣れた手つきで訂正した紙を受け取り、すみやかに用意された新紙幣を渡してくれた。
よく間違えるおっちょこちょいの私も私だけど、女子も女子だよ。混んでない窓口で、3つも指示出して、ワタシを試すようなことしやがって…(口の悪さ)
素直に最初から1個ずつ指示出してくれたら良いのにさ。ワタシの間違いに、慣れた対応をするところを見ると、さてはみんな意外と間違えるんじゃないの〜と邪推。
しかし彼女のルーティンのような受け答えは、どこかで聞いたことが。
…そうか、あの電話で聞く機械音の応答なに似ている。(さすがにカタカナ書きには悪意が…)
いずれ銀行窓口業務もAIに変わる日が来ると言われている。でももうすでにAIじゃね?逆に窓口業務を残すんだとしたら、やっぱり人間でしかできない対応が必要だと思うんだよねー(偉そう)。いっそ行員さんがじいちゃんばあちゃんならどうだろう。
すみません、名前どこに書くんですか?
ーえっと、ここですよ。私も見にくくてね〜。
お金はどこに書くんでしたっけ?
ーどこだったかな?支店長〜、これってどこでした?あっそうそうここここ。私も覚えられないくらい分かりにくいんですよ、ハハハ。
なんて共感型双方向やり取り。ほのぼのした感じは銀行ではいらないか。
9時から3時までの窓口業務で土日休みなら、ちょうど高齢者の雇用にもいいと思うんだけど…
帰りがけ、窓口女子から当たり前のように差し出されたNISAの案内も、じいちゃんばあちゃんからお茶でも飲みながらなんて言われて差し出されてたら、暇な時間にNISAでもiDeCoでも話を聞きに来ちゃうのにね。