第1回弁論準備手続き期日

そして2回目の期日です。
(「第1回弁論準備手続期日」というようです。実質的には前回の「口頭弁論期日も弁論準備手続期日でしたが)

それでまた始まってまもなく被告が退出して、
裁判官と原告(僕)と二人になってテーブルについて
話します。

前回裁判官が提案していた条件について、
見解を求められたので、
こちらが飲める条件として、
「解決金は100万円、接触禁止条項は完全に削除」という旨を伝えました。
裁判官は「重要なのはどっち?」といった質問をしてきました。
要望をどちらかに絞れといったニュアンスのようでしたが、
こちらにはどちらかに絞る理由はありません。
それで、
原告「比重は接触禁止削除のほうが大きいけど、金銭も」
といった旨答えました。

それから
原告「前より時間も経過しているので…」と
バックペイのことを言うつもりで続けたのですが、
ここで裁判官は食い気味に、
「訴訟続けたらもっと(時間)かかりますよ」と、
またこちらの言葉の意味合いを捻じ曲げるようなことをしました。
こっちはそんな話をしようとしてるんじゃないんですけど。

とりあえず僕は裁判官の言葉に応えないといけないので、
「それは労働審判に異議申し立てた時点で覚悟してますので」とつたえました。
(とにかく話がかみ合わないのです。話したいことも話したいように話せない状態で)

それから裁判官は
「接触禁止条項は紳士協定みたいなものなので」
とか言ってきて
「付けておいたほうがいい」
みたいなことを述べてました。
要するにその条項がついてたとしても実質的には影響はないという意味合いのようでした。
それで僕は、
「あってもなくても同じならないほうがいい」
とこたえました。

それから改めて、
原告「判決までいけば勝てると思うので、こちらの要望に向こうが応じないのであれば、それでもういいんですよ。こっちは判決までいきたいので」
とも伝えました。

そして
裁判官「判決の場合、ゼロになる可能性もありますよ」
原告「可能性としてはゼロの可能性もあるってことだと思いますけど、勝てると思うので」
裁判官「ゼロになることも、まあまああると思いますよ。だからこれだけ和解を進めてます」
といったやりとりがありました。

これを読まれている方は「前回も同じようなこと言ってなかったか?」と思うかもしれませんが、それは僕も同じ思いです。
「裁判官は前回の記憶ないのか?」って思うことが何度かありました。
「前も言ったよな、これ」っていうことが。

そしてなんだかんだで、
原告「たぶん、和解にならないと思うので、あまり和解に時間を割かないほうがいいと思います。無駄になってしまうので」と伝えました。
これは僕は訴訟の最初に言いたかったことでしたが、2回目の期日の終盤でやっと言えました。
結果として、この時点で期日を2回分無駄にしたような感じでした。

それでようやく訴訟を進める気になったのか、
裁判官は被告を呼んできました。
そして裁判官、原告、被告代理人をそろえてから
次回期日の話をしました。

裁判官は、被告に
次回期日に向けて証拠や主張があれば出すように言っていたようです。
それから、
裁判官「(次の期日まで)ちょっと長めにとりますね」
といったことをいって、
実際、次の期日は二カ月弱先になりました。
(年末年始は挟みましたが)

恐らく被告が証拠ゼロだし、答弁書の主張も反論にもなってないようなものだったので、なにかしら出させようとしたのだと思われます。
もしかしたら、こちらが圧倒的有利な状況なので和解に応じるような状態ではないとわかってくれたのかもしれません。
でもそれも裏を返せばあくまでも和解にこぎつけるために
被告にもうちょっとちゃんと反論させようとしたのかもしれません。

とりあえず準備書面を出す順番は本来はこちらが出す番だったので、
僕は一応裁判官に確認しました。
原告「こちらは何も出さなくていいのですか?」
裁判官「原告は次々回で陳述書を出してもらうかもしれないので、その準備を」といったことでした。

よくわからないけど、とりあえず訴訟は進み始めたのかな、とは思いました。

                      つづく


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