第2回弁論準備手続き期日(後編)
それからなんやかんやで、
原告はいったん退出します。
入れ替わりで被告が入室し、
被告と裁判官が話します。
Mさんを呼び出して聞き取りを行う件についての確認のようです。
しばらくして原告がまた呼び出されて、
再び原告と裁判官とで話します(被告代理人もいましたね)
そしてMさんへの聞き取りについて話すのですが、
再び裁判官は
「それ(聞き取り)を行うなら和解で」といったことをいいます。
なので僕は、
「じゃあ、やらないです」と告げます。
裁判官はここまで述べたようにおかしなことを言い続けてましたが、
ここからさらにおかしなことを言いだします。
裁判官「和解を強く強く勧めます」
原告「僕はそれを強く断ります」
裁判官「判決だと(勝つ確率)二分の一ですよ」
原告「えっ?」
裁判官「そうですよ。(雇止めが)有効か無効かなので」
原告「ああ、ある種ね」
とか話して、僕は、
(なるほど、被告代理人がいる場では「ゼロになる」とかいわずに「二分の一」っていうのだな)とか思っていました。それからだいぶうんざりしていた僕は思い切って言いました。
原告「控訴審までいけばさすがにちゃんとしてくれるでしょう」
おかしな判決を出したら控訴しますからね、という意志表示をしておきたかったので、僕は言ったのでした。
すると、
裁判官「控訴審だと四分の一ですよ」
などと言いだしました。
原告「そういうことになるんですか?ww」
裁判官「そうですよ」
これには呆れたというか、どうしようもないな、と思いました。
確率の考え方としても間違えてるし、
そもそも丁か半かのギャンブルやってるんじゃないので。
それから再びMさんへの聞き取りの話となって、
聞き取りを行うなら和解ということで裁判官が言ってきたので、
またこんなやりとりになりました。
原告「やらないです」
裁判官「やりましょう」
原告「やったうえで、判決でいいですか?」
裁判官「(諦めたように)いいですよ」
原告「じゃあ、やりましょう」
となって普通に聞き取りを行うことになりました。
これも和解前提の話し方をしなければすぐに済んだ話なのに、
無駄に時間を使い、気力を消耗させられました。
それで僕からMさんへの質問状を後日裁判官へ提出することになりました。
その質問を裁判官がMさんにするかたちです。
その場には僕は立ち会いません。
あとこんなやりとりもありました。
原告「例えば(誰かを呼び出して聞き取りを行えるのなら)被告の会社の会長を呼ぶことはできないか? 会長が来れば100万ぐらいすぐ出すだろうし、接触禁止もなくていいっていうだろうと思うんで」
裁判官「それは難しい」
この返答は食い気味で強く言ってきました。
「会長は現場のことを知らないので、現場を知っている人じゃないと……」
などと裁判官は付け加えてましたが、
違和感があります。
ここまで語ってきた違和感とはまた違う違和感というか……
つまりこちらは会長を呼べばすぐ和解になるのでは?と提案してるわけです。会長ならこちらの要件をすぐ飲む可能性があると思われる、とこっちは言ってるわけですから。
これについてはもちろん推論でいうしかないので、
仮説になりますが、
接触禁止条項を付けるのにこだわっているのは、
被告ではなく裁判官なのでは?
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