僕の独立3年間│士業は独立しても営業するな!?
おはようございます!街の税理士ケンジです。
最近noteのスキ・フォロワーが増えてきて嬉しいです。ありがとうございます!
少し挑戦的なタイトルですが、僕のような税理士にかかわらず、弁護士・司法書士など士業は、独立したての頃は仕事がないので焦るものです。
だからといって、安易に紹介サイトや営業代行を使うのはオススメしません。
営業は自信がない現れ?
国家資格を取るのは大変ですし、下積みで実務経験を積むのも大変です。
そんな経験をして独立したのであれば、自分に自信を持って大丈夫です。
仕事がない時期は焦りますが、士業の仕事は世の中に溢れています。
タイミング的に今自分には回ってこないだけ。という心持ちで大丈夫です。
焦って営業代行や紹介サイトで、イヤイヤ仕事をする必要ないと思います。
疲弊して長続きしませんから。
それよりも将来的に、どの方向性の士業を目指すか決めて、模索するほうが良いと思います。(後悔の念も込めて)
営業代行や紹介サイトの仕事のデメリット
営業代行や紹介サイトのメリットは、営業ヘタでも仕事があることです。
これは、資金繰りに厳しいスタート時期はとても助かります。
ただデメリットもあって、これらで来るクライアントは性質上、士業を仲間ではなくコストとして安く使い倒す。こと前提としています。
もちろん言い過ぎなのは承知ですが、そういう側面は否めません。
そういう性質のクライアントは、他に安く丁度よい士業がいれば、簡単にそちらに乗り換えるため長続きしません。
税理士で独立した僕の苦悩の2年間
僕が税理士として独立したおよそ10年前のお話です。
独立1年目のクライアントは親戚の個人店1件だけでした。
正直焦りました。もとより口下手で営業はできません。
そこで焦って、ご多分に漏れず、テレアポ・チラシ・紹介サイトなどを使いました。
結果は、それなりに仕事は増えて安定しましたが、モヤモヤしていました。
理由は下記のとおりですが、何か自分がサラリーマンしている時代と変わらない気がしてきて、虚しくなりました。
比較されて客単価が下がる
紹介サイトの手数料が高く利益が減る
広告宣伝費が増えて利益が下がる
2年目になると顧問料で比較され契約が切られる
クライアントの業種がバラバラで専門性を見失う
自分の強み・やりたいことを見失う
手間がクライアントごとにバラバラで効率が悪い
疲弊して変えた営業スタイル
2年目の終わりくらいから、理由不明のストレスが溜まってきて、このままでは何かヤバいと感じました。
そこで、悩んだ末に、営業スタイルを180度変える決心をしました。
積極的に仕事を取りに行く営業スタイルから、税理士が必要な必要な人に僕を見つけてもらうスタイルにしました。
具体的には、ブログで税理士のこと、節税など税金のノウハウ、改正情報などを、1日1記事くらいのペースで更新しました。
今ならYouTubeやSNSですが、当時はブログで頑張りました。
半年くらいしてからブログを見たという人からの問い合わせが増え、クライアントも少しずつ増えていきました。
その頃から、最初のクライアントが減っていきましたが、年間数件のペースで新規のクライアントが増え、今に至っています。
売上自体はすごく増えるわけではありませんが、信頼関係があって定着率が高いため、営業の必要がなくなり、経費削減で利益率は上がりました。
さいごに│営業を辞めてよかったこと
僕の経験から、営業自体をやめたお話をしました。
営業スタイルを、選んでもらう税理士に変えたことで、コストを掛けて営業する必要がなくなりストレスから脱せたことが良かったです。
これは本当に幸せなことで、仕事は年間に数件しか増えませんが、クライアントと長く付き合えることで信頼関係を構築することができます。
もし都心のオフィスで事務員さんを雇って経営していたら、事務所を維持するために積極的に営業していたかもしれません。
人によって、目指すべきゴールが違うので、僕の軟弱スタイルを無理強いするわけではありませんが、
売上を追っても税金や社会保険料などコストばかりが増える現代の日本では、資本主義に逆行するスタイルもありなのかな。と思います。
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