自分の感情
大東めぐみさんの言葉
【世界で1番大切なものは、自分の感情】
物心ついた頃から、母の言う通りに生きてきた私は、自分の感情を考えたことがなかった。
どうしたら母は機嫌が良くなる?
望むことは何だろう?
ざわざわ、もやもや、していたと思う。
そんな事したくない、と思ってた。
でも、自分の意志を持つことが悪いことだと思っていた。
そして、母に向かっていくパワーもなかった。
幸せを感じないけど、無難な日常。
そして、自分の感情に蓋をしたまま、自分の感情がわからなくなってしまった。
適当に生きてきた。
一所懸命になったこともない。
誰かが幸せにしてくれる日を待っていた。
でも、そんな日は来なかった。
結婚して、暮らしに余裕がある訳ではないのに、働くことが怖くて、働かなかった。
ずっと家でテレビばかり見るか、実家にいく毎日。
寝静まった夜が安心出来て、夜中ずっとテレビを見ていた。気がつけば、昼夜逆転の生活に。
どうせ、やりたいこともないし、と無気力な日々だった。
自分の感情から逃げて、何も考えないようにしていた。
気がつけば、社会と関わらない生活が、10年以上経っていた。