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児童発達精神科受診の思い出。

成人した長男(ADHD・ASD)の成長記録です。

長男は成人するまで
児童精神科を2回転院しています。

1人目の医師は、診断や検査のみ。(薬の処方ができなかった)
2人目の医師は、薬の処方。(待ち時間が長すぎて長男が挫折)
3人目の医師も、薬の処方。(待ち時間緩和され長男落ち着く)

今日は1人目の医師の思い出について書きます。
(もう、20年近く前だから、時効かな?いいよね・・・)

はじめての児童精神科

初診日・・・かなり緊張していました。

長男2歳10ヵ月の頃。
当時は療育施設に通っていました。
過去記事「長年目指していた臨床心理士になることを諦めました」にも
書いていますが
療育施設からの紹介で総合病院に行きました。

診察室に呼ばれる

男性医師でした。
当時30代の私よりは、かなり年上かな?

受付で出していた
臨床心理士から預かっていた
発達検査の結果は医師の手元にあり
それを、じっと見ている様子でした。

診察室に入るや否や
長男は、診察室に置いてある
おもちゃに一目散にかけより
ガチャガチャと音を立てながら
忙しい様子で遊びはじめました。

長男を呼び寄せる暇もなく
医師に挨拶をします
「よろしくおねが・・・」

ほぼ言葉を発することなく初診終了

はじめの挨拶の言葉を遮るように
男性医師は開口一番
「特別児童扶養手当の書類のために来たんでしょ?」

「???」え?
とくべつ???はっ?何でしょう?
言葉を返せないでぽかんとしていると

男性医師「書きます。」

(私・・・まだ、何も言ってないんですけど???)

男性医師は続けて話します。
「この子はあなたを母親と思っていない」
「近くにいる便利な人」
「あなたは壁画の一部です」

(壁画???あのエジプトの???)

その後、男性医師からは
次の予約、脳波の検査をすること
必要書類を用意すること・・・などなど
あっという間に診察終了。

2歳~4歳頃までお世話になりました。

診察は、毎回こんな感じでした。
男性医師が、必要なことを話す。
私が言葉を発する隙は全くありませんでした。

先生!質問があります!と勇気を出して
男性医師の話を遮ると
怒られましたwww

心の中では・・・
(先生・・・絶対何か特性持ってる。)
誰かに言いたい。
誰かに相談したい。
ママ友には相談しにくい・・・
お世話になっていた臨床心理士の先生に
「あの先生って???」聞いてみたところ
何も言わずに苦笑いしていました。

感謝しています

男性医師と
会話のキャッチボールができた記憶はないのですが・・・

当時、長男に必要だったことは全部していただきました。
・書類(特別児童扶養手当)
・脳波検査(異常は認められませんでした)
・環境調整の指導(主に睡眠、薬もでました)
・母集団への指導助言(発達支援枠で保育園入園しました)
睡眠薬以外は処方できないとのことで
男性医師の紹介で、薬を処方できる病院へ紹介状を書いていただきました。
次の病院も、環境調整や投薬で大変お世話になりましたが
家からも遠く、待ち時間がとても長く、
長男が病院に行きたくないと怒るようになりました・・・
当時の私は何が何でも行かねば!思っていましたが
病院に行く前に嘔吐したり、泣いているのを引っ張って行くことや
診察前の待ち時間で疲れ果ててぐったり疲れている姿を見て
疑問を持ち始めました。

紹介でお世話になった
2人の医師には本当に感謝しています。

当時は、児童を診ることができる医師が少なかったのですが
今は、かなり増えたように思います。
お子さんにあった環境が選べるようになってきている印象です。

進路は医師の見立てが正解だった?

そんな、会話のキャッチボールができなかった
男性医師ですが、
年少3歳児の進路選びの見立ては
医師が正しかったのでは?と今でも思っています。

療育の先生方は
満場一致で長男の年少の進路は
発達支援枠で保育園に行くことでした。

男性医師は、
初めての母集団であることから
せめて最初の1年間だけでも
8人程度の小集団で過ごすのが良いと勧めていました。
定員がいっぱいだったので、そこには入れず
発達支援枠で保育園に入りましたが
確かに・・・長男は感覚過敏があり
保育園について行くのが大変だった様子。

スモールステップで
できることを積み上げる
男性医師の見立てが正解だったとかな?今でも思います。

まとめ

通院していて
本当にいろいろありましたが
ちょっと
悲しかった思い出とかはやっぱり書けなくて・・・

その当時は
余裕がなさ過ぎて視野も狭くなりがちだったのと
紹介された病院となると
何が何でも連れて行かねば!と真面目に思っていました。

転院することにかなり
勇気がいりましたが
必死で探して
3人目の医師に出会えたことは
転院してよかったなぁと思えることが多かったです。

薬のことは
ちょっと詳細に書くのには
プライバシーすぎるので
いつか
有料記事にまとめようかなと
思っています。






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