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【質問】「自己愛性パーソナリティ障害は他人の言葉をパクる」というようなことを吹聴する人がいますけど、これは歪んでいて、自分の思い込みを拡散していますよね?

【質問】

「自己愛性パーソナリティ障害は他人の言葉をパクる」というようなことを吹聴する人がいますけど、これは歪んでいて、自分の思い込みを拡散していますよね?

【回答】

その通りです。自己愛性パーソナリティ障害(NPD)に関する誤解や偏見は多く存在し、「他人の言葉をパクる」というような特定の行動をNPDの特徴として断定的に言うのは、非常に偏った見方です。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自己評価が極端に高い、他者の共感を欠く、過度に賞賛を求めるなどの特性を持つことが一般的です。ただし、全ての行動がパターン化されるわけではなく、個人によって異なります。「他人の言葉をパクる」という行動が特にNPDの特徴とされているわけではなく、それはあくまで個人的な行動の一つです。

また、誰かが自己愛性パーソナリティ障害を持っていると断定するのは、精神科医や専門家による適切な評価が必要です。非専門家が特定の行動を基に決めつけたり、それを広めたりすることは誤解を助長するだけでなく、社会的スティグマを強化する危険性もあります。

「自己愛性パーソナリティ障害はこういう行動をする」といった一面的な見方を広めることは、問題の本質を歪めているだけでなく、個人の思い込みを拡散してしまうことになります。

おわりに

SNSなどでは、今回お伝えしたような有害な情報を広めているアカウントも多く、そしてそれをそのまま鵜呑みにすることで「妄想伝染」が起こっている場合もありますので、悪影響を受けないようにご注意ください。

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今回お伝えした「〇〇が他人の言葉をパクる」という思い込みを持って、広めている人自身が「被害妄想を抱えている可能性」もあります。


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