見出し画像

3月24日(水) いつか光になる

ひこうき雲が追いかけっこをしていた。

やわらかい春の夕空。


**

夢を見た。
死に関する夢で、初めは死ぬのが怖い怖いとばかり思っていたけれど、最後は光になって満たされた気持ちのまま消えていくという夢だった。

死に関する夢をよく見る。
ただ怖いだけの夢もあるけれど、いい夢のときは、みんな光になって消えていく。目覚めた後は満たされた気持ちだけが残る。

身体から抜け出したら、人は光になるのかもしれない。
もし魂という存在があるのだとしたら、それは光そのものなのかもしれない。
わたしの本当が光そのものだとしたら、こんなに嬉しいことはない。

いつか光になる。
内側の光に気が付いたとき。
あるいは身体から解放されたとき。
光になって、どこまでも飛んでいける。
涙する人の足元を照らす。
そうやって存在したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?