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Photo by
keitarohamakado
昔田舎でやってた遊び。
私の祖母は四国から船で渡る島に住んでいた。
毎年夏には遊びに行くのは恒例でした。
小学校低学年の頃は一人で先に行ってました。
島には友達がいるわけもなくゲームもなければテレビ番組もそんなになかった。
最後に帰った高校生の時は携帯電話が圏外で驚いた事は覚えている。
それはさておき小学校頃の遊びは釣り、虫とり、探検それくらいしかなかったような気がする。
まぁ、その三点のループだけだとさすがに飽きがきてしまう。
祖父母も孫が飽きないように色々島のなかを連れてまわってくれていた。
(あの時は文句ばかりで申し訳なかった)
そんな時に、ベランダで寝ていた私に「暇ならベランダの下にいる猫を釣ったら?」と言った。
確かにベランダの下にはよく野良猫が通っていたがどうやって釣るの?意味がわからなかった。
だが退屈な子供からしたら新しいアイデアをもらえば行動に移しますよね?
私は考えた最初は釣糸で魚の切身。
これだと糸が細くてすぐに魚だけ食われた。
次にたこいとでちくわ。
糸は丈夫になりいけたが竹輪だと噛みきられた。
あの頃考えた一番ベストがたこいとのスルメイカだった!
いざ、スタート!すると意外と猫は釣れた。
(多分いまやると大問題になりそうだ。)
しばらくして親も田舎に来たときに猫釣り現場を見られて禁止された。
ちょうど見つかった時に釣れた猫にそのまま餌をあげていたらバレた。
(ベランダに四・五匹猫が急にいたらさすがに驚いていた。)
祖母の田舎ならではなのかあの頃だからなのか面白い発想のおかげで今では体験できないであろうことが出来たから感謝である。
いまでも親戚一同が集まった時のネタにされるおじさんでした。