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素粒子に想う

物理の優しい本が大好き

私は物理や天文の本を読むことが好きです。と言っても、一般向けに書かれた簡単なやつです。

で、最近知ったんですが、星と私たちは同じ材料から出来ているってことを。組成が違っているだけなんだと。

な訳ないでしょ、と最初は思いましたが、考えてみれば当然ですね。

だって私たちは宇宙に住んでるし、宇宙から生まれた訳ですから。宇宙の材料を使って出来てるのは当然ですよね。私たちが母親と同じような人間なのは、母親から生まれたのですから当然です。だったらもっと先を考えると、私たちは宇宙が母親ですね。だから宇宙と同じ材料から出来ていると。

なんで今まで知らなかったんだろう。

それで宇宙にある物質という物質の最小単位が「素粒子」だっていうんです。有名なスーパーカミオカンデで毎日観測してるアレです。

星って要するにガスの集まりですよね。重力でくっついてデカくなって、燃えて爆発して…。そのガスも何もかもが「素粒子」から出来ているらしいです。私は見たことないですが。私たちの体もつまりは素粒子の集まりなんですね。

「心」ってもしかして…

で、ここからは私の持論ですが、ということはですね、私たちの「心」も素粒子の集まりなんじゃないかと。

素粒子が集まってガスになって何らかの作用をし始めるのですから、素粒子が一定数集まって、私たちの心を形成し、さらに多くの素粒子が集まって私たちの体を形成する。だったら私たちの根本である「心」も素粒子の賜物なんじゃないかと思うのですね。

決してオカルト的な話をしているのではないです。物理の話として至って真面目に書いてます。

パソコンでも車でも、部品単体では何もなりません。でも部品がいくつも重なり合うと、スイッチを入れると動き出しますね。それと同じ理屈で、素粒子が一定数集まって「心」になって、それが私たちの原動力となると。でさらに素粒子が集まって体を作る、で母親の体内で大きくなるにつれて、スイッチON状態になるんじゃないか、と。学者でもないのに真面目に考えています。

幽霊さえも…

聞いた話ですから事実かどうか知りませんが、あの美輪明宏さんは天草四郎時貞の生まれ変わりだそうです。でもね、案外本当なんじゃないかと思うんです。

天草四郎さんは島原の乱で亡くなって埋められましたね。いわゆるエントロピー増大の法則に従って形を無くします。でも彼を形作っていた素粒子は消えません。どこかにフラフラと流れていき、物にくっついたり人にくっついたりしながら、時代を経て三輪さんに行きついた。と考えるとですね、一定数の天草さんの素粒子が三輪さんに取り込まれたとしても不思議は無いですね。一定数集まると三輪さんの「心」一部として作用することもあるかもです。そう思うとですね、三輪さんが天草さんの生まれ変わりというのは、嘘じゃないんじゃないかと思うのです。

となると、幽霊もまた素粒子で出来ているんじゃないかと思うわけです。だって宇宙の中にいるわけですから、材料は一緒でしょと。素粒子が一定数集まって何らかの作用をするわけです。でも「心」よりも数が少ないから見える人と見えない人がいる、みたいな。

これは私の妄想ですが…

私もいつか多分死にます。で、エントロピー増大の法則に従ってやがて見えなくなります。でも私の素粒子たちは散らばって、昔好きだったあの子にくっつくかもしれません。それは私の夢の一つ。でも大嫌いなアイツにくっつくかもしれない。それはご免。でも素粒子の気まぐれで何にくっつくのか、どうなるのかは私では決められません。素粒子はまだまだ謎の多い存在なので、そんなことが誰にもわかりませんね。でもいずれ科学がうんと進んで、自分の素粒子の行先を決められるようになったら良いなあと思います。そしたら、昔好きだったあの子にずっとくっついていられるから。

とまあ、物理の簡単な本を読んでこんなバカげた妄想をする今日このごろです。

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