春分は宇宙元旦というより『時空元旦』じゃん♡
今回は、私にとって、かなり腑に落ちたことについて書いておこうと思います。
それは「なぜ春分の日が、宇宙元旦なのか??」です。
占星術界では当たり前のように言われていますよね。
スピリチュアル界でも当たり前のように言われています。
「冬至」が、その年のエネルギーの締めくくりの日であり
「1月1日」は、人間界の正月であり
「節分・立春」の切り替わりが、新しい年の始まりであり
「旧正月」、立春に一番近い新月の日が、自然界の新年の始まりであり
「春分」が、宇宙元旦であると。。。
さあ、これは、いったい、何の話をしているのか??
考えたことありませんか??
私は、こういうことが結構気になるタイプなんですよね。
「冬至・1月1日・立春・旧正月」は、一般的な知識から推測しても「一年の切り替わり日」として、それぞれイメージのつきやすい切り替わり日なのではないかと思います。昔の暦や、季節の変化や、月の動きや、天の川銀河の位置などと関係があると思っています。
ただ、「なぜ春分が宇宙元旦なのか」については、明確な納得感が得られていませんでした。
しかし今年、ホロスコープをいじくっていましたら、納得ポイント見つけました!
私なりの納得ですけどね。
気になる方は、続きへ行きましょうぞ!!
新年の切り替わり
先ほども挙げた通り、新年の切り替わりと考えられているポイントはいくつもあります。
全て、その時期に見合った切り替わりの理由があります。
念の為、確認しておきましょう。
「冬至」がその年のエネルギーの締めくくりの日なのは、一年で「陰の時間」が一番長い日だからですよね。陰が極まり、陽が最小になる日なので、その年のエネルギーの締めくくりポイントと言われる訳です。
「1月1日」は、現在世界多くの地域で使われているグレゴリオ暦(太陽暦)の切り替わる日ですね。
「節分・立春」の切り替わりは、二十四節気のリズム。こちらも太陽のリズムに合わせているものです。「節月十二月」から「節月正月」に切り替わる日であり、丑から寅へ切り替わる季節です。
あくまでも太陽と地球の位置関係から「新年」と表現していると思われますが、もう少し掘り下げると、天の川銀河とも関係あるかもしれません。
「旧正月」は、上記の「立春」のタイミングを、さらに自然界と相性が良いタイミングに合わせたものですね。二十四節気に月のリズムも組み合わせ、「立春」に一番近い「新月の日」を元旦としたものです。太陰太陽暦ではここが正月の始まりであり、昔の日本人が使っていた暦ですね。
本来、人間の体も月と一緒に動いていますので、本当はこの日が一番体に合った新年ではないかと、私個人的には思っています。
春分のホロスコープ
では本題へ。
春分が、宇宙元旦と言われるのはなぜか??
よく言われているのは、
「真東から太陽が昇る日であり、全ての始まりは東からだから。」
「西洋占星術では♈︎牡羊座の始まりであり、全ての始まりだから。」
「陰と陽のバランスが均衡し、冥界と繋がる日だから。」
「春の始まりであり、自然界もここから本格的に動き出すから。」
などなど。。。
この理由で納得できそうですか??
私は無理でした。(笑)
春の始まりは、北半球だけの話ですしね。。。
「春分・夏至・秋分・冬至」は、1年の中でも大きな切り替わりポイントと言われるタイミングです。
スピリチュアル界の中でも大切な切り替わりポイントと言われていますし、現にエネルギーの動きを感じる方々は「このタイミングに宇宙から大きな応援の後押しがやってくる」と言われます。
(今のところ)エネルギーを感じない私のような体質の場合、見える化して理解しようとするのが本望というもの。。。
では、ホロスコープを見てみましょう。
こちらは【2024年春分のホロスコープ】です。
今年の春分点を迎える時間は日本時間12時06分、真昼間です。
ホロスコープの左側、赤色が♊︎双子座です。
この時、東の地平線の向こう側には♊︎双子座がいます。
※星座は『サイデリアル星座』で見ています※
2024年の春分・夏至・秋分・冬至ホロスコープ
では続いて「春分」以外の切り替わりポイントと比べてみましょう。
「夏至・秋分・冬至」のホロスコープと並べてみたいと思います。
全て日本時間の「夏至・秋分・冬至」に合わせてあります。
あらまぁ!東の地平線の奥にいる星座帯が、ほとんど同じ星座近辺を指しています!!
秋分だけ30度近く離れていますが、むしろ30度しか離れていないとも言えます。
この4枚のホロスコープは、この4つのタイミングを切り取った時に、いつも東の空に「♊︎双子座近辺の星座」がいるということを表しています。
これは「2024年はアセンダント♊︎双子座の年」ということになりそうです。
2023年の春分・夏至・秋分・冬至ホロスコープ
「いやいやなんだかちょっとよくわからん。」と思われた方、昨年の2023年も見てみましょう。そうすれば、何を言わんとしているか伝わると思います。
百聞は一見にしかずです。
ホロスコープ左側の色が、先ほどと違うのが一目瞭然ではないでしょうか??
また秋分だけ大きめに離れていますが、それでも左側の色味は「紫・青」なのを感じていただけると思います。
明らかに2024年とは起点が違っていることが解ります。
「2023年は、アセンダント♓︎魚座の年」だったということになります。
2025年の春分・夏至・秋分・冬至ホロスコープ
面白くなってきたところで、もう一年並べておきましょう。
噂の2025年は、アセンダント何座の年なのでしょうか??
「2025年はアセンダント♍︎乙女座の年」のようです。
上記の3年を見比べていただけると、明らかにその年の春分の日から「春分・夏至・秋分・冬至」の4つのエネルギーが切り替わっていることが解ります。
これが「春分が宇宙元旦」と言われる理由ではないでしょうか?!
っと、
ここまで読んでいただいた方は、どちらかといえば「宇宙元旦」という言葉に違和感を感じている方が多いのではないか??っと思います。
私も感じていたからこそ、こんなにホロスコープをペタペタ貼り付けてみたわけですからね。(笑)
まとめてみた私なりの解釈では、
春分の日は、
「宇宙元旦」というより、
『時空元旦』です。
「地球時間が、宇宙空間と調整され終わる日」です。
地球の公転周期は約365.25日
しつこい私はまだ終わりません。
毎年「春分・夏至・秋分・冬至」のアセンダント星座が同じような位置になることは解りました。
じゃあ、
他の二十四節気のタイミングはどうなっているの??
え?
冬至から春分までの間に何が起きているの??
疑問は尽きない。。。
見てきましたよ!(ホロスコープで)
大量すぎるので写真は載せませんけどね。
結論から書きますと、他の二十四節気のタイミングでは、ほぼアセンダントの位置に対する「星座的な統一感」は、見られませんでした。
それもそのはず、よくよく考えれば解ることなのですが。。。
二十四節気は、太陽の通り道である黄道を15度づつに区切ったもの。
(360÷24=15)
各星座は、黄道を30度づつに区切ったもの。
(360÷12=30)
円は360度、ホロスコープも360度。
だがしかし
地球の公転周期は約365.25日。。。
しかも
地球の公転は、太陽の周りを真円で回っているわけではなく、楕円で回っている。
太陽からの距離は、冬が近く、夏は遠い。
(↓こんな感じ)
同じ90度を動いていたとしても、その90度移動に必要な日数は変わってくるわけです。
もし1年が360日で、地球の公転も真円だったならば、、、
地球が1自転する間に、1度ずつ進むことになり、1自転と1度が共鳴する訳です。
その場合は、春分→清明→穀雨→立夏のタイミングを切り取った時、太陽の位置は変わっていっても、アセンダントに見える星座は変わらないことになります。
が、実際はそうではありません。
春分から夏至までの場合、93日かかるので、90度を93日かけて進んでいる訳です。
要は、1日たっても1度進んでいない。
実際に1度進んだ位置に地球が到着するのは「1日+◯分」。
この「◯分」の星座が、毎日ずれていきます。
その為、二十四節気の他のタイミングでは、今回のような驚きは起きません。
また、このように整理してみると、「春分・夏至・秋分・冬至」のアセンダントが似たような星座になることも不思議なことではないこともわかりました。
西洋占星術では、真東に太陽が昇る点を春分点とし、そこから黄道を30度づつに区切っていく訳なので、90度づつ区切った「春分・夏至・秋分・冬至」のアセンダントの奥の星座が同じような星座になるのは納得です。
下の図では、先ほどの図に、ホロスコープ極小版を貼り付けてみました。
今年2024年は、日本時間真昼間12時06分に春分点なので、余計に解りやすいです。
赤の丸がアセンダント、オレンジの丸が太陽です。位置関係ばっちりですね。
ここまで納得してからこちらの文を読むと、さらに納得しましたので、貼り付けておきます。
いろいろ整理すると、その年毎に「春分・夏至・秋分・冬至」のアセンダントが、似たような星座になる理由が解ってきましたね。
ただ、なぜ同じ93日の移動期間なのに、
春分〜夏至は、誤差2•3度で、
夏至〜秋分は、誤差30度になるのかは、
正直いまだによくわからんです。
遠日点が入ることで、大回りが必要だからかな??
まぁ、だんだんわかるのでしょう♡
冬至から春分の時空調整
「春分→夏至→秋分→冬至まで」のアセンダントの類似性はまあ解ったとして、
「冬至→春分まで」の間にガラリと星座が変わっていくのはどういうことなのか??
これは、先ほど抜粋した国立天文台さんのページに書いてあったことと関係ありそうです。(↓また抜粋)
毎年の春分時間が約6時間づつづれていくというのは、実は、昨年春分図を詠んだ時に知りまして、確認しました。↓
春分点は1年で約6時間ずれるので、4年で一周する。
(6×4=24)
さらに言うと、正確には「5時間〇〇分」なので一周して戻ってきた時の時間は4年前よりやや早い時間になる。
それが少しづつ溜まっていくと、32年で約6時間のずれになる。
その為33年後には、似たような時間に春分点がやってくる。
っということですね。
(33という数字が何かと意味深なのもここと関係ありそうですね♡)
そして、この時の約6時間のずれによって、春分点の奥の星座も約90度づつずれていく・・・。
この6時間のズレがしっかり定まってきてしまう期間が、冬至〜春分の期間ということでしょう。
この期間は、宇宙のルールとの調整期間なのだと感じてしまいます。
宇宙の変化に合うように、地球時間が調整されてしまう感じがします。
正に、時空が調整される期間。
1日の中で例えるならば、私たちが眠っている時間です。
ここまで書いて
少し話は変わりますが、
いわゆる「不動宮・不動星座」という呼び方は、この「春分・夏至・秋分・冬至」の星座が変わらないことから来ている気がします。
一周しても変わらないドンと構えた感じは、「不動」そのものですよね。
各方位に鎮座する「四天王」とか「四神」という考え方もありますし、こことも関係あるのではないかと思うのですがいかがですか??
ただ、不思議なことをもう一つ書いておくと、、、
占星術界では、
「春分・夏至・秋分・冬至」は、
「1、4、7、10ハウス」の位置関係と同じなのですが、
「1、4、7、10ハウス」のことを、日本語では「活動宮」と呼びます。。。
あれれれれ???
この辺もなにやら伝言ゲームのズレを感じさせますね。。。
おわりに
今回は、春分図やら夏至図やら眺めていた時に気がついた事を書いてみました。
「春分図はその年一年の全体像を表す」とよく言われますが、その意味もお陰様でよくよく解りました♡
ここまで解ったから、2024年春分図詠んでみようかな??
宇宙は本当に不思議な世界ですね。
正に『時空』ですね。
解りそうで、解らない世界です。
きっと解る必要はないのでしょう。
(こんだけホロスコープ検証しておいてよくゆうわい自分)
最後までお読み頂き、ありがとうございます♡
みなさまの素晴らしい2024年春分を祝福いたします♡