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ブラックホール『いて座A*』はどこだ?!

連日の暑さ、皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日は8月15日。
私の住む地域では「お盆の極みの日」です。
「終戦記念日」でもありますね。

このお盆の時期、この不思議な行事たち。
占星術に興味を持つようになってから、年々この時期の不思議さに魅了されております。
この時期は、
マヤ暦の時間を外した日や、
ライオンズゲートや、
旧暦七月七日七夕や、
旧暦七月十五日お盆などなど、
不思議なお祭りが重なる時期なのです。
2年前、そのことについて書いてみたのです。

この時、「お盆のお祝いはブラックホールと関係あるのではないか??」
っと、思った訳でありますが。。。ね。

ブラックホールっていっぱいあるらしいんですよ。
2年前は、『電波銀河はくちょう座A』のそばにはブラックホールがあるということなので、
はくちょう座は『夏の大三角形』だし、
『織姫と彦星の物語』もあるし、
『七夕の行事』もあるし、
「きっとその辺りに『天の川銀河の中心』があって『いて座A*』もそのへんなんだろうなぁ〜」っと思っていたのですよ。

でも、確認したわけじゃないんですよ。

だから、確認しようとしたんですよ。
でもネットで検索しても、いい画像が出ないんですよ!

と、いうことで

『いて座A*』ブラックホール!!
どこら辺にあるのか、確認してみたいと思います♡


いて座A*の位置

↓まずネット検索で見つけたのは、こちらのPDFさんです。

https://www.sci-museum.jp/wp-content/uploads/2022/07/202207_10-11.pdf

↓こちらのpdfさんの画像貼り付けさせて頂きました。m(_ _)m

↑黄色蛍光ペンでマークつけてみました。
「いて座A*の位置は、赤経17h46m、赤緯−28°56’」だそうです。

↓念のためもうひとつ見てみました。Wikipediaさん

「いて座A*の位置は、赤経17h45m、赤緯−29°0’」だそうです。

さあ

一体ここは

どこなんだ?!


赤経・赤緯を知らないとね

赤経とは。。。?
赤緯とは。。。?
検索してみました。

『赤経』
春分の日、ちょうど太陽の赤緯が0になった瞬間の天球上での太陽の位置を、赤経0と定める。
この地点はちょうど天の赤道上にある。天の赤道を24分割し、春分点を0時、以後、東周りに1時、2時(あるいは、0時間、1時間、2時間)と数えていく。他言語に合わせるため、通常は0h,1h,2hと書く。1周するとちょうど24時になる。赤経1時=15°になる。さらにこの1時を60分割したものを1分、1分を60分割したものを1秒と書く。この「1分」「1秒」は、通常の角度の1分、1秒と、全く同じ綴りで書かれながら、全く異なる角度であることに注意する必要がある。赤経1分=角度15分になる。

Wikipedia『赤経』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E7%B5%8C

赤経とは、赤道がそのまま天空に広がったイメージで円が天にあるとイメージし(天の赤道)、それを24等分する。
(1日は24時間とイメージするといいかも)
赤経0(基点)とするのは、春分点の太陽の位置とする。
その基点から24分割し、東回りに1.2.3...と、目印を付けていくイメージ。

『赤緯』
(地球が)回転する際に、軸となる場所がある。この地点にある天体は全く動かない。この場所が天の北極と天の南極である。こぐま座にあるほうを天の北極、はちぶんぎ座にあるほうを天の南極と定める。天の北極の赤緯を+90°とし、天の南極の赤緯を-90°とする。北緯、南緯と書くと、緯度と間違う危険性があるため、ほとんど使われない。天の北極から天の南極のちょうど中間は天の赤道になる。これは、天球の大円である。天の赤道の赤緯は0°となる。

Wikipedia『赤緯』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E7%B7%AF

はっはっは。。。( ̄▽ ̄)
結局どうなってるんだ??っとなりすぎたので、自分で図作りました!
(自分で作ってみるとやっとわかってくるよね)

黄道は黄色、赤道は赤色です。

『赤経』が真ん中の赤色楕円の部分。
これが、時計のように24等分されている。
春分点を「赤経0」とし、そこから東回りに数字が決まっていく。
1hは15度。(360÷24)
その為、春分点から90度は6h、180度は12h、270度は18hとなる。

『赤緯』は左外側の赤色点線の部分。
先ほどの『赤経』の赤道面を、「赤緯0度」とする。
そこから天の北極側へ向かって90度まで度数がついている。
また逆側に、天の南極側へ向かって90度まで度数がついている。

簡単に言えば、
横が『h』で『経』
縦が『度』で『緯』

です!

ここまで読んでいただいたのに、さっぱりわからんの〜っという方は、
↓こちらのページがおすすめです。とっても解りやすいよ♪


さあっ!17hはどこなんだ!?

では、そろそろ夜空へ行きましょう♡

先ほどの図から解るように、17hは「冬至点」のそばなのです。
「冬至点」というのは「冬至の日の太陽の場所」であり、北半球から見た場合、もっとも太陽が低く見えるポイントのことです。 
「赤道面」の下に「黄道(太陽の通り道)」がありますよね。
太陽が低く見えるのは、「黄道」の方が低い位置にあるからなのです。

さらに「冬至点に太陽がいる時期」というのは、太陽が眩しすぎて、その奥にいるはずの恒星達は全く見えません。
ということは、「冬の夜空には見ることができない恒星達がいる側の空」が「18h」ということになります。
冬に見えないのだから、夏に見えるのです。
そうです!今、見えるのです!!

例えば、『夏の大三角形のひとつ“アルタイル”(彦星)』は
『赤経19h50m、赤緯8°52M』
赤経19h50mなので、18hから15〜30°過ぎた位置ということが解ります。(1h=15°)
また、赤緯にマイナス(−)がないので、赤道よりも上に見えていることが解ります。
『いて座A*』にはマイナスがついていたので、もっと位置が低いということになります。

「星座表」さんのスクショ

と、いうことで、
『夏の大三角形』よりも『いて座A*』の方が、位置が低いのです。
この辺にあるわけじゃないのです!
(勘違いしてたぁ〜)

じゃあ

『天の川銀河中央付近のブラックホール』って

どこなんだぁぁぁ!!


ここみたいよ

さぁ、探しましたよ。探してきましたよ。

『いて座A*』の位置は「赤経17h45m、赤緯−29°0’」(Wikipediaより)
この場所と、最も近くに見えている星はこれだ!!

『ヒッパルコス87109』 (゚∀゚)(だれ?)
「赤経17h47m、赤緯−28°37m」
「ヒッパルコス」というのは、『星表』の一種?らしいです。

星表(せいひょう、star catalogue )は恒星目録ともいい、恒星の位置や等級、スペクトル型、視差といった値や特性を記載した天体カタログである。現代の天文学では、恒星はいずれかの星表の番号で表される。長年にわたって様々な目的のために多くの星表が編纂されてきたが、以下では代表的なものについて取り上げる。現在使われている星表のほとんどは電子フォーマットで入手可能で、アメリカ航空宇宙局 (NASA) の Astronomical Data Center などからダウンロードできる(外部リンク参照)。

Wikipedia『星表』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E8%A1%A8

白いペンでマルさせて頂きました。
白いペンの中に、さらに細い白いマルがあるのですが、そこが「『星座表』アプリさん」が指しているポイントになります!

これを見て、なんだかとんでもなく意味ありげな気がするのは、私だけではないでしょう。
「♐︎いて座さん。あなた、その場所、前から知ってましたよね??」
♐︎いて座の半人半馬のあの方が、矢を向けているポイントの、すぐ上らへんがこそが、
「赤経17h、赤緯−29°」。
そここそが、『いて座A*』のいるであろう方向です!!!!!

さあ、意味ありげは、これだけでは終わりません。

「♏︎さそり座さん。あなた、その場所、前から知ってましたよね??」
今度は、白いペンのマルはやめてみました。
赤っぽい点線の下を探せば、細い白いマルを見つけられると思います。
♏︎さそり座さんのしっぽ針の向いている、ひとマス上に、マルがあります。

そういえば、♐︎いて座のマークと、♏︎さそり座のマークだけですよ!
矢印みたいなマークが含まれているのは!!(「♐︎」と「♏︎」のことね)
「♐︎いて座さん、♏︎さそり座さん。やっぱりあなたがた、その場所、前から知ってましたよね??」

さあ、知っているのはこの2選手だけか?
そうなのです。
まだいるみたいなのです。

おい!! 誰だ! 踏んでるのは!!

先ほどの、細い白いマルを踏んでる人がいます。
この人は、へびつかい座。
黄道12星座の中に入れた方が良いとか、13星座にした方が良いとか、お騒がせしている、あの「へびつかい座」です。。。
はい、みなさまご一緒にぃ〜。
「へびつかい座さん。あなた、その場所、前から知ってましたよね??」

いやぁ、いかがですか??
これは、いい加減ちょっと気持ち悪いくらいですよね。
足で踏んでる位置というのも、どうも意味ありげで、引っかかりますよねー。

これに気がついちゃったら、星好きの皆様に知って頂かなければまずいんじゃないかな??っと思いましてね。

記録しておきますよ♡


知っていたのか?

さて、『いて座A*』の存在は、いつから現れたのでしょうか?

いて座辺りの銀河系中心方向から電波が放射されていることは、ジャンスキーが、1933年に初めて明らかにした[7]。1974年2月に、アメリカ国立電波天文台の電波干渉計でその領域が観測され、いて座A*が発見された[8]。

Wikipedia『いて座A*』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%A6%E5%BA%A7A*


『いて座A*』が明らかになったのは1933年
で、
発見されたのは1974年ですか。。。
ふーん。。。へーー。。。ほぉー。。。
ぜんぜん最近ですね。
望遠鏡の技術とセットだから、そりゃそういうことになるよね。


では、星座はいつ今の形に決まったのか??

88星座と国際天文学連合|国立天文台(NAOJ)より

IAUによる88星座の確定
1919年、世界中の天文学者から成る国際的組織、国際天文学連合(IAU)が発足しました。IAUとして取り組む最初の任務の一つとして、乱立状態にあった星座の整理とその境界の合理化が掲げられました。
1922年の第1回IAU総会では、整理された88の星座名と略号についての合意がなされました。続く1925年の第2回総会では星座の境界線が提案され、それが1928年の第3回総会で採択されました。こうしてIAUによって、プトレマイオスの48星座に、後世に考案された南天を中心とした星座を加えた88の星座が決められたのです。長い間混乱を極めた星座が整理され、世界共通で用いられる星座名が決められた第1回IAU総会から、2022年はちょうど100年となります。

https://www.nao.ac.jp/news/blog/2022/20220809-constellation.html


今の『88星座』は、1922年に合意がなされ、1925年に境界線が提案され、1928年に採択された。
ふーん。。。へーー。。。ほぉー。。。
1933年よりも前ですねぇ。。。

さあ、『13星座』って、なんで言い始めたんだっけ??


NASAが「黄道にいる星座を単純に数えるなら13星座あるよね」っと言ったらしいですね。
そして、「いやいや、天文学上の話だよ」っと、言ったと。。。(ツイートした?)


この話題は、2016年9月頃から始まったということかな?
ツイートは、秋分の日ですね。
なんで、このタイミングで言ってみたのか??ってとこですよね。


最後に、今の星座に決まる前、へびつかい座はどんな立ち位置にいたのか??

バビロニアの天文学者は、紀元前5世紀に黄道十二宮を指定しました。バビロニア人はへびつかい座の13番目の星座を知っていましたが、それは太陰暦の12か月の古代の暦には適合しませんでした。それで、便宜上、バビロニア人はへびつかい座をリストに含めませんでした。現代の西洋占星術は、今でもバビロニアの伝統に従っています。さらに、天文学の星座マップは、黄道星座グループにへびつかい座を含まれていません。へびつかい座はヘルクレス座グループにあります。

黄道十二星座と黄道十二宮についてわかりやすく


紀元前5世紀から、へびつかい座はあるようです。
今の恒星たちが、そのままへびつかい座だったかどうかは解りませんが、認識していながらも、12星座の中には入れていなかったようですね。
その理由は、「太陰暦」に適合しなかったから。とのこと。
「太陰暦」は、月の暦ですよね。
黄道には被っていたけど、白道には被っていなかったということでしょうか??
バビロニアの頃、十二星座を使う理由は、「月」だったということなのでしょうか??


いやぁ。。。いかがですか?
紀元前5世紀から、あのポイントの奥が、『天の川銀河の中心のブラックホールのある場所』だと、知っていた。。。
ならば、全て辻褄が合いそうです。
まぁ
宇宙人から教えてもらったのでしょう♡
( ´ ▽ ` )
宇宙人が知っていたのですね♡


月が通る日

さて、「月」が登場しました。
昔の占星術では、やはり月が重要な位置を占めているのですね。

さあ、月はいつ、そばを通るのか?

ふと気になって「星座表」アプリ開きましたよ。

そしたらそれが、たまたまですが、
本日、2024年8月15日の夜です。

この文を書いて、今またアプリ開きました。
PM23:59です。
月の位置『赤経17h50m、赤緯−28°30m』です。

いて座A*の位置『赤経17h45m、赤緯−29°0m』です。

♐︎いて座さんの矢の先に、先ほどのスクショにはいなかった、一際輝く光があります。
あれが、本日の『月』です。
あの奥が、『いて座A*』です。
『私たちの住む地球が所属する、天の川銀河の中心』です。



もしかすると、これが、ほんとのお盆の行事なのかもしれません。
こんな「星座表」アプリや、
「ホロスコープ」や、
「NASA」や、
天空に赤経や赤緯を描けなかった時代の地球で、
本当にお祝いしたかったのは、これなのかもしれません。
天の川銀河中央と、月の、コラボレーションです。
天空のコラボレーションと、花火と、提灯と。
夜空を祭る日。


本日8月15日の「お盆」
西暦では、やっとこさ合わせたと思われているこの日付。
(本当のお盆は旧暦七月十五日で行う行事)
奇しくも、今年は、全て予定通りに行われたかもしれません。

今年も無事に、月が通過しました。
しかも今年は、夜空でのコラボレーションを拝むことができました。
今、日本では、ちょうど西の地平線へ消えていくところです。

ところで、月が中央を通過したということは、
アセンダントを通過したくらいの威力がありそうですね。
この辺は、また後日書こうかな?? 


終わりに

わたし、この事(本日の月の通過)に気づいてから、慌てて文章を描き始めたんですよ。
ほんとさっきです。
PM4:00くらいから、描き始めて、本日中にアップしたいと頑張ったのですが、やっぱりちょっと過ぎちゃいましたね。
私と同じくらいびっくりしたり、気持ち悪く思ったり、感動したりしてくれていると嬉しいです。
が、この文で、伝わってるかも不安ですね。
(^_^*)

しかも、8月15日過ぎてからこの文を読んで、「月、見たかった(´Д` )」っと思っている方もいらっしゃるかしれないですよね。
来月、ギリ、チャンスありそうです。
2024年9月11日PM9時頃、西の空に沈んでゆく「上弦の月」が見えると思います。
その少し左くらいが『いて座A*』です。
天気が良いと良いですね。

もし、このタイミングも難しくても、ホロスコープのある時代ですから、占星術ファンの皆様は、このままでは終わらないでしょう。
2024年8月15日PM23:59のホロスコープ載せておきます。
サイデリアル星座で、
『♐︎いて座3°〜4°』ということになりそうですね♡

最後までお読み頂きましてありがとうございます♪
おやすみなさーい⭐︎


うちゅうのリズムを探求しています。星や惑星、植物から学ぶ日々です。うちゅうのリズムに人間の生活リズムが共鳴するような手帳が作ってみたい人です。サポートいただけるととても嬉しいです。探求にむけた活動に使わせていただきます。