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「小西康陽、小西康陽を歌う」小西康陽 with 矢舟テツロー・トリオ!心、射貫かれました!!

町田「まほろ座」のステキな夜

2022年11月16日(水)東京都町田市、一説には神奈川県町田市とも言われるが、この東京都西端の街にあるライブハウス「まほろ座」にて開催された、「小西康陽、小西康陽を歌う」ライヴに行ってきました!!

もうね、ズッキューーーーーーーーーーーーン!!!!!!

心、射貫かれました!!
ステキ!ステキ!ステキ過ぎる時間を過ごさせていただきました!!

PIZZICATOFIVEの懐かしい楽曲や、夏木マリさんに提供した曲など、もちろんお馴染みの曲のアレンジバージョンが流れるのも嬉しいのですが、でも、小西さんの低く渋い声と、矢舟テツローさんトリオの演奏で聴くと、もう全く別の曲と言ってもいい!!
お馴染みの曲に、新曲も混ぜてのレパートリーでしたが、小西さんご本人は、「ボクの曲、改めて全部同じ曲で・・・」なんて謙遜して仰っていましたが、改めて聞いてみると、その珠玉の曲の数々が、最高の統一感を持って、本当にステキな「JAZZ」の大人の世界、恋の世界!!
本当に、ライヴハウス「まほろ座」の空気全体が、丸く、柔らかくなったような、幸せな気分にさせてくれました!!!

見逃した人は、2022年11月25日(金)までに是非とも、11月12日の伝説の第1回公演を、配信でご覧ください!!

だってボクの恋は、ずっと小西さんの歌の世界を辿ってきたのだから・・・

このnoteには、何度も書いていますが、クラシック音楽と、中島みゆきさんしか知らなかったボクが、中学、高校になって、「恋」というものを知ると同時に、ボクの音楽の世界も少しづつ広がり始めた。
そんな中で、1995年NHK「土曜ソリトンside-B」の渋谷系特集との出会い。
テレビの中で歌うPIZZICATOFIVE野宮真貴さんと小西康陽さんをみて、「そうだ!ボクが今、最も聴きたい音楽はコレだ!!!」と衝撃を受けて、初めて購入したPIZZICATOFIVEのCDは、「OVERDOSE」!

申し上げるまでもない名曲「東京は夜の七時」もカップリングされた名盤である。
ここを起点として、新譜、旧譜、過去から未来へ、加速度的にPIZZICATOFIVEのCDを購入して聴きまくりました。
(当時、よくもまぁそれだけお小遣いをくれた、自分の両親にも感謝してます。。。)

PIZZICATOFIVEの曲は、皮肉でも何でもなく、本当に、おしゃれでスマートで、ボクもこんな恋がしたい!と思わせる、少し背伸びした、理想の大人の世界を感じさせる曲ばかりで、ボクはこれから、PIZZICATOFIVEの曲のような恋をしていくんだ!と強く強く心に誓った!!
でも、もちろん現実の恋なんて、そんなおしゃれやスマートじゃないドロドロした部分もたくさんある、そんなことはよくわかっているんだけれども、それでもボクは、迷ったり、苦しくなったり、女の子のことがわからなくなった時、PIZZICATOFIVEの曲を聴いてみる。
一見軽妙な曲調は、まずボクの落ち込んだ心を癒してくれて、ボクに再び恋をする力を与えてくれる!!そして、その繊細な歌詞の言葉から、ボクが生きるべき未来の指針を指し示してくれて、迷っているボクの助言となり、未来に一歩を踏み出す勇気を与えてくれるのだ!!

今回のライヴでも、小西さんアレンジバージョンで歌った「サンキュー」をはじめ、「大人になりましょう」から、「トゥイギートゥイギー」まで入った、その名も「女性上位時代」!!
アルバム全体の完成度としても超傑作!!
「クールの誕生」の歌詞なんて、もう・・・ボクの一生涯に関わる女性観は、ここに構築されり!!

不思議なことに、PIZZICATOFIVEの曲と共にある、大好きだった女の子との恋の思い出は、どんなに上手くいかなくて苦しい恋でも、とても悲しい恋の終わりを迎えたとしても、決してその思い出の曲が色褪せないのと同じように、ボクが好きになった、ステキな女の子たちを決して恨んだりすることなく、自分自身がすごく成長して、そしてもしかしたら少しだけ、相手の女の子に何かを残せたかもしれない、という、美しい思い出の恋として、曲と共に輝き続けるのだなwww!

Thank you
ゴキゲンなキスしてくれて
ユウツな気分は晴れないけど
Funky
真夜中のラジオは音楽と
ユウツなニュースで溢れてる
ふたりで抱きあっているうちは
地球はとにかく廻っているから
Funky
真夜中の街はとても
世界中愛を囁いている
Thank you
ゴキゲンなキスしてくれて
ユウツな気分で死にたいけど

お金もないしね お腹もすいたし
地球は“とにかく”廻っているけど
こうしてふたりで抱きあっているうちは
地球はゆっくり廻っているから
このままふたりで抱きあっているなら
世界の終わりさえ 気付かないかもね

サンキュー 作詞・作曲:小西康陽

アーティスト小西康陽さん

2022年11月12日(土)、我らが小西康陽さんのライヴが開催されるという!!しかも、神奈川県在住のボクにとって、近所とも言うべき町田での開催、しかも、小西さん直々に歌う単独ライヴ!!

これは行くしかないっ!!

ということで、チケット販売開始日の発売開始時刻にパソコン前に待機していたが、会員登録をしたりしている間にあっという間に5分程度経過・・・すると、なんと11月12日のチケットはあっけなく完売!!

敗北感で頭が真っ白になりながら数日を過ごしていると、なんと11月16日水曜日の平日ながら、追加公演が決定!
発売日は、10月5日水曜日の伊勢原薪能の終わった21時、計画通り、パソコン前に待機し、発売開始と同時に見事チケットをゲット!!

と、チケットを取ったものの「小西康陽、小西康陽が歌う」!!??
PIZZICATOFIVE時代、野宮真貴さんはもちろん、田島貴男さん、高浪敬太郎さん、最初期には佐々木麻美子さんがメインのボーカルであり、あくまでも小西さんは、コーラスやライヴのMCとしての声をお聞きしていただけで、
・・・そういえば1998年からフジテレビ深夜の音楽番組「FACTORY」で、小西康陽さんがMCされていましたね!懐かしい・・・低く渋いトーンの美声であることは承知していたが、メインで歌うとどうなるのか?全く未知の領域であった。

そして迎えた11月16日、決して広くはない町田のライヴハウス「まほろ座」、指定席に通されてみると、なんと、最前列!
本当に手の届きそうな!息遣いの聞こえてくる贅沢な席!
ギターを抱えた小西さんが「東京は夜の七時」を歌い始めたのです!!

矢舟テツローさんのトリオが奏でる小西さんの曲は、正にJAZZ!アレンジというより、この曲は最初からJAZZのナンバーだったんじゃないかと思わせるくらいに、JAZZで大人の雰囲気が漂っています。
そして、途中で曲を止めて挟まれる、小西さんの曲にまつわるコメントは、アーティストに関する裏話だったり、小西さんの恋の思い出だったり・・・嗚呼、本当に、ボクがこの曲を聴きながら思い描いた、痛々しくも爽快でプラトニックな恋の一場面は、現実に、小西さんの思い出を描いた曲だったんだな、と改めて認識させていただきました。
そして、たどたどしいけれども、決して、下手ではなく、しっかりとしたギターでの弾き語り、そして、最後にはピアノの前へ。
本当に、何だか、いい意味で、ライヴというより小西康陽さんのお部屋で、練習中にお邪魔させていただいたような、演奏会でした。

上のInstagramで、小西さんも語られていますが、16日の追加公演は、小西さん自身の緊張もほぐれ、くつろいだライヴでしたが、11月12日の配信を改めて観てみると、小西さんの中にも、緊張とピンと張りつめたものがあり、それが最後に溢れ出す姿に、ただただ、ボクも感涙。。。

小西さん、PIZZICATOFIVEでの曲などは、一見軽妙に聞こえますが、本当に音楽が好きで、自分の曲と真摯に向き合い、素直に作詞作曲されている、そのアーティストとしての姿勢に、畏敬の念を抱きます。

もう一度書きますが、見逃した人は、2022年11月25日(金)までに是非とも、11月12日の伝説の第1回公演を、配信でご覧ください!!

小西康陽さん、ありがとうございます!ますますのご活躍を!!


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