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「隔週休二日」とは、いかなるものか?

11月、12月の勤務表が提示された。
嗚呼、なんて、人間的な職場なんだろうと、ボクは感涙している。

前職の看板業に転職する時、面接時に確認した。

いや、本当に、面接時は、ボイスレコーダーを回しておくべきだったと、今更ながら、思うよ。
まぁ、いろいろお話すると、しかるべき行政措置を取るべきことも、多々あるのですが、今は、新たな職場で働くことを何より優先させていただきます。

ボク「隔週休二日とは、どのような出社になりますか?」
社長「月に2日間は、土曜日出社になるよ!日曜日は、休み。」
ボク「○月から就業できますが、○月の出勤は、どのような予定になりますか?」
社長「まだ、わかんない。何しろ忙しくてさ、前の月くらいになりゃ、わかるよ」
ボク「祝日は、休みですか?」
社長「祝日は、休み!」
ボク「有給休暇は、いつからもらえますか?」
社長「有給?有給は、6ヶ月経ったらかなぁ、でも、事前に言ってくれりゃ、休みは取れるよ」
ボク「子供が小さいので、行事や、病院など、休むこともあるかもしれませんが・・・」
社長「事前に言ってくれりゃ大丈夫だよ!」

覚えている限りだが、これが、社長とボクが交わした、休みに関する会話である。

その後、就業条件に関して、会社から明文化されたものは提示されなかった。

そんな会社に就業した。

最初の金曜日を迎えた。
土曜日が、休みなのかどうなのか、わからないままだった。

誰も、翌日土曜日、出勤なのか、休みなのか、教えてくれなかったし、聞いても、明確な答えは返ってこなかった。

仕方なく、土曜日、出勤した。

会社に着くと、誰もいなかった。

10時頃先輩社員が出社してきて、
「あ、今日、来てたんだ!」
と言った。
「今日は、土曜日だし、自分のこと終わったら、帰っていいから。」
と言った。

2週間目の金曜日、午後5時が来た。
また、社内の誰もが、明日土曜日、出社なのか、休みなのか、教えてくれないし、聞いても明確な答えは返ってこなかった。

仕方なく、2週目の土曜日も、出勤した。

今度は、社長が、
「土曜日だし、自分のこと終わったら帰っていいから。」
と言った。

3週目の金曜日、午後5時が来た。
ボクは聞いた。
「明日は、出勤ですか?休みですか?」
社長は、その時、言った。
「休んでいいよ、土曜日は、月に2回出ればいいよ!」
ボクは、土曜日、休んだ。
金曜日、第3週だったから、organbarでのイベント(((((A)))))にも、参加できた!!

その月の、第4週は、ボクは誰にも聞かず、土曜日休んだ。

翌月からも、(((((A)))))のある、第3週を休みにするか、下の子供が中耳炎がひどくなってしまい、耳鼻科に連れていく日を休みにしようと、仕事を調整しようとした。

と こ ろ が !!

ボクが休みにしようとした土曜日に、社長は、予定を入れ始めた。
社内のスケジュールは、一枚の大きなカレンダーで管理されていたが、土曜日に、工事現場の予定が書き込まれ、その下にボクの名前が書き込まれる。

仕方なく、その土曜日を出社にする代わりに、別の土曜日、断り無く休んだ。意地でも月に2回以上、土曜日出社しないようにした。

相変わらず、金曜日、午後5時を過ぎても、社員のだれもが、明日の土曜日出社なのか、休みなのか、明確にしようとしなかった。

と こ ろ が !!と こ ろ が !!

夏も終わりかけた頃、社長が、その月の土曜日、3回目の出社となるにもかかわらず、土曜日の予定にボクの名前を書き込んだ!!

しかし、その日は予定が無かったので、仕方なく出社した。

と こ ろ が !!と こ ろ が !!と こ ろ が !!

その翌月、木曜日、ボクは何故か社長と二人で、静岡県の焼津市に出かけることになった。某大手ゼネコンの工事現場での打ち合わせで、工事用仮設看板の発注を鬼のように受注した。

その後が地獄だった。

その週の土曜日は、「土佐鶴ラウンジ」@蒲田オッタンタだった。
何が何でも休みたかった。
鬼のように受注した看板を、大手ゼネコンとやり取りする。
いいかげんな打ち合わせだったから、容赦なく、修正が入る。
社長は昼間、容赦なく現場の予定も入れる。
金曜日、20時を回っても、大手ゼネコンからは容赦ない修正依頼のメールが来た。社長は言った。

「明日(=土曜)だな!」
ボクは言った。
「明日は休みます!!!」

会社内に殺気立った雰囲気が漂った。。。
社長は、ワーワー何やら叫び始めた。
社員一同、誰も帰れない雰囲気になった。。。
社長は、
「腹が減った!!」
と、そばの出前を頼み始めた。
ボクは、断固拒否した。食事どころではない!!!
社員一同は、黙々と出前された美味くもないそばをすすった。
ボクは必死にAdobe Illustratorと格闘していた。

大手ゼネコン担当者は、その後、23時ごろまでメールやり取りに応じてくれた。ボクは、日付が変わるまで、illustratorで修正の対応をした。

そして、ボクは、その土曜日の休みを勝ち取った。。。


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