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【MOON-X】BA(ビジネスアーキテクチャー)とは、ビジネスの「足場」を固め、テクノロジーの活用で未来をデザインするプロフェッショナル

「エンジニアじゃないのにテック部署?」
「システムを作らないのにシステムに詳しい?」
「ミッションは賑やかし・・・?」

…そんなちょっと不思議だけれど、事業の基盤を作り成長を支える重要なポジション、それがビジネスアーキテクチャー(以下、BA)です。
今回は、MOON-XのBAチームで活躍する3人に、「BAって何?」から「なぜこの仕事を選んだの?」まで、たっぷり語ってもらいました!

登場するのはこの3人!

🎯 Miyo 
Technology部 副部長 Business Architectureグループマネージャー
会計や業務統制も視野に入れた業務プロセス設計が得意で、「事業会社の業務屋は天職」と語る。7社経験する中で、10年間ほど大手食品ECにてシステム設計含む業務フロー設計を担当。その他システム導入コンサル、DXコンサルなどの経験などを経てMOON-Xへ入社。

🚛 Nakane-tchi
特に物流・サプライチェーンに強みを持つ。前職時代に意気投合したMiyo-sanに誘われて入社。
ニトリに新卒入社後、物流センター・店舗・配送センターでマネジメントを経験。その後、企画部門で次世代物流連動型OMS(国内初)導入などを推進。物流セクションの分社化に伴い、外販向け基幹・オペレーションシステムを構築。大手食品EC・家具家電サブスク企業等を経てMOON-Xへ入社。

👓 koichiro-han
業務システム全般・要件定義のプロ。根っからの「業務設計屋」で、Nakane-tchiとは元同僚。

「ぐるなび」クリエイティブ制作や新商品企画、その他複数社の事業会社で決済、債権、物流管理システムなど上流から下流まで多岐に渡る業務システム・フローの設計構築に携わる。

BAとは:ビジネスの「足場」を固め、テクノロジーの活用で未来をデザインするプロフェッショナル

ーーBAとは、どんな仕事ですか?
Nakane-tchi
システム単体ではなく、業務全体の最適化を考える仕事です。ノーコードツールの導入や運用を通じて業務やデータの流れを整理し、会社全体がスムーズに動く仕組みを作ることで事業成長に貢献します。

ーー 業務改善やDX推進とは、どう違うんですか?
Miyo
BAは、業務改善やDX推進をしていくためのビジネスの"土台"を設計する役割です。例えばEC事業では、受注・在庫・出荷などのシステムを適切に連携させることでデータの流れや業務フローを最適化させ、さらにその仕組みをグループ全体へ展開します。

koichiro-han
こうした取り組みで、業務のスムーズな運用だけでなく、適切かつ迅速な経営判断や戦略策定を行うための基盤を整えます。企業の成長を支える"足場作り"がBAの役割です。

DXに向けて、デジタイゼーションから業務全体のデジタル化(デジタライゼーション)までを設計・実行するのがBA。


「BA」という仕事にたどり着くまで

ーー 元々BAになろうと思っていたのでしょうか?
koichiro-han
全然(笑)。業務システム設計を幅広くやってきましたが、自分の仕事を「何でも屋」と説明しつつ、”これって何の職種なんだろう?”と悩んでいました。
そんな時、MOON-Xの面接でMiyoさんに「君の仕事はBAというらしいよ」と言われて、初めて”これがBAなのか!”と腑に落ちたんです。
ーー 「何でも屋」だと思っていた仕事が「BA」として言語化された瞬間だったんですね。


MOON-Xを選んだ理由とは?

ーー それぞれ、数ある選択肢の中で、なぜMOON-Xを選んだのでしょう?
Miyo)
私は前職でDXコンサルとしてクライアントの業務改革を支援していましたが、業務改善は一過性ではなく、継続してこそ本質的に変わるもの。やっぱり事業会社の業務屋の方が自分には合っているんじゃないかと感じていて。

そんなことを考えていた時にMOON-Xと出会って、面接の中で経営層が"まずは足場を固めなければその先の成長はない"と話ていたのが印象的でした。創業初期の頃から、売上だけでなく、業務基盤の重要性を理解している会社だったのが決め手ですね。

Nakane-tchi)
前職で一区切りついたタイミングでMiyoさんに「手伝って」と声をかけてもらいました。
Miyoさんとは、前職でも業務システム基盤の重要性についてずっと語りあっていたので、最初はワクワクしながら引き受けたんですが…いざ入ってみたら思ったより大変でした(笑)。

BAとして、ブランドごとに異なる業務を整理し、グループ全体に展開するのは簡単なことではないですが、事業の根幹に関わる面白さを日々感じています。

koichiro-han)

BAという役割が正式に認識されていたことが決め手で、『ここやん!』と入社を決めました。
これまで業務システムやプロセス設計を上流から下流まで幅広く手がけてきましたが、分業化が進む中で会社全体のあるべき姿を考え、相談できる場が少ないことが悩みでした。

でも、MOON-Xにはそれを専門に担うBAの役割があり、会社としても重要視されていた。そんな環境は他になく、面接でMiyo-sanに「君のやってることってBAに近いよね」と言われた瞬間、自分の経験が正式な職種として認められた気がしました。


具体的にどんなことをしているの?

ーー最近の主なプロジェクトは?
Miyo)
業務プロセスと関連する情報を一元管理し、透明化することで、スムーズに業務が進行でき、さらにその仕組みをグループ横断で展開できる基盤を構築しています。

具体的には、オーダーから出荷までのプロセス、在庫・商品管理、カスタマーサポート(CS)、法人向け営業業務(toBセールス) など、ビジネス全体の業務フローを整理・統合しました。これにより、部門ごとに異なっていたデータや業務フローを統合し、適切に運用できる仕組みを整えています。
この基盤を構築するために、ノーコードでオリジナルのビジネスアプリを作成できるクラウドサービス「kintone」 を活用し、業務運用の基盤となるシステムと、それを軸にした業務プロセスを整備しています。
事業を下から支える“足場(大地)”を築くという想いを込めて、私たちはこの取り組みを 「Product Earth」 と呼んでいます。

ーー BAとして業務の全体最適化を進める上で大切にしていることはどんなことですか?
Koichiro-han
各部署の情報を引き出し、業務をつなげてブラッシュアップするには、コミュニケーションが大事。むしろ“賑やかし”くらいの存在感で、場を活性化させることを意識しています(笑)。

Miyo-san
うんうん。意味のある“to-be”を設計し、それをどう受け入れてもらうかがポイントですね。業務フローが変わることに不安や疑問が出るのは当然なので、寄り添いながら、より広い視点でプロとして「なぜ必要か」をしっかり伝え、導いていくことが大切ですね。

Nakane-tchi
設計・構築して終わりではなく、導入後も長期的にサポートすることで、「やってよかった」と納得してもらえる形に育てていく。そこまでがBAの役割だと思っています。


BAチームの魅力とやりがい

ーーMOON-XのBAならではの魅力とは?
Miyo)
グループブランドの多様性を活かし、各ブランドの業務プロセスやシステム設計の知見を横断的に蓄積・展開できるのが、MOON-Xの面白いところですよね。BAとして、その仕組みを作ることでブランドごとだけでなくグループ全体としての成長を加速させられるのがやりがいだなって思います。

Nakane-tchi)
そうですね。さらに、BAチーム内でもみんな得意分野が違うから、それぞれの知見を持ち寄ることで広い範囲をカバーできるのが強みであり、個人的にも心強いなと感じています。

ーーBAとして、どんな瞬間にやりがいを感じますか?
Koichiro-han)
やっぱり、現場とのすり合わせを通じて、お互いの整理ポイントを共有し、その結果、システムや業務フローがしっかりと構築・導入され、実際に運用が始まったときに達成感を感じます。
特に、運用後に現場から「よくなった!」「楽になった!」というフィードバックをもらえたときは、嬉しさがこみ上げますね。日々、頼りにされる存在になっていくことが、やりがいにつながっています。

Miyo-san)
私は、入社当初ゼロからのスタートだったので、実際にプロセス構築が進んでいく様子を目の当たりにすると、とても手応えを感じます。
一般的に、現場や経営層との認識のズレによって、整備や整理といった事が思うように進まないことはよくあると聞きますが、理解を得られた上で、動いた分だけ実際に成果が出るのは、この会社ならではの魅力です。

BAに向いているのはこんな人!

ーー MOON-XのBAの仕事は、どんな人に向いていると思いますか?
Nakane-tchi)
対話スキルがあり、全体の流れを考えつつ、細かい部分にも気を配れる人ですね。

Koichiro-han)
ITと業務、どちらも理解しながら橋渡しができる人が向いています。エンジニアではないけれど、システムの仕組みを理解している人が強いですね。

ーー 逆に、「こういう人は向かない」ってありますか?
miyo
エンジニアリングを極めたいとか、専門家気質の人はちょっとしんどいかも。BAは一つの分野を極めるより、"広く浅く、でも”要所は深く"って感じなので。

ーー最後に、これからのBAチームの展望を教えてください!今後、BAチームとしてどのような価値を生み出していきたいですか?
Miyo-san
マイクロプロダクトを積み重ね、新しくジョインした会社に必要な要素を組み合わせながら、素早く構築・稼働できる土台を提供できる体制を整えたいですね。

また、既存の会社の工数削減や業務効率化にも貢献し、プロセスを再構築することで、グループ全体の価値や成長スピードを底上げできるような役割を担っていきたいです。

MOON-Xグループはこれからますます成長していくので、BAの役割もさらに重要になります。"事業の土台作り"をしっかり進めることで、会社全体の成長を支えていきたいです!

Tech部門のみなさん

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