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DTM用語:BPMとは

■はじめに

そもそもBPM(Beat Per Minute)とは、1分間に拍がいくつあるかを示した値です。医学用語では心拍数を意味しますが、ここではもちろん音楽用語としての拍(一定のリズムで刻まれるビート)を指します。

■BPMとは

1分間に4分音符がいくつあるかを示した値です。例えばBPM=120とあれば1分間に4分音符が120あることを意味しています。

BPM:1分間に4分音符がいくつあるかを示した値

BPMは、その値が高いほど1分間に鳴る4分音符が多い、つまり楽曲の速度が速いことを意味します。

BPM:その値が高いほど楽曲の速度が速い

BPMは、楽曲の速度を表すことからテンポと同義にされがちですが、BPMが4分音符がいくつあるかを示すのに対して、テンポはその数字の前に表記される音符(4分音符だったり8分音符だったり)がいくつあるかを示すため、厳密には同じではありません。

BPM:1分間に4分音符がいくつあるか
テンポ:1分間に表記された音符がいくつあるか

■BPMをもとにした計算あれこれ

BPMは1分間(60秒)の4分音符数なので、60をBPMで割ると4分音符の秒数(1拍の秒数)がわかります。

60÷BPM:4分音符の秒数(1拍の秒数)

4分音符は4拍で1小節なので、4分音符の秒数(1拍の秒数)に4を掛けると1小節の秒数がわかります。

(60÷BPM)×4:1小節の秒数

例えばBPM=120で64小節の曲の時間は下記のように導き出せます。

60秒÷BPM120=0.5秒(1拍の秒数)
0.5秒×4拍=2秒(1小節の秒数)
2秒×64小節=128秒

逆に64小節で128秒の曲のBPMは下記のように導き出せます。

128秒÷64小節=2秒(1小節の秒数)
2秒÷4=0.5秒(1拍の秒数)
60秒÷0.5秒=BPM120

ちなみに、BPMを4で割ると1分間の小節数がわかります。

BPM÷4:1分間の小節数

これを踏まえると、上記BPM=120で64小節の曲の時間は下記のようにも導き出せます。

120BPM÷4拍=30小節(1分間の小節)
64小節÷30小節×60秒≒128秒(64小節の秒数)

■おわりに

最後まで読んで頂き有り難うございました。あくまで個人的備忘録ですが、何かしらの参考になれば幸いです。

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ツキシロ
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