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BIAS FX 2:MIDI Commanderで操作する(プリセット変更)

■はじめに

BIAS FX 2スタンドアローン起動にて、プリセットをMIDI Commanderで操作する方法を書きとめています。

■MIDI Commanderの設定

1.カスタムホストセットアップモードで起動

1.カスタムホストセットアップモード:Downを押しながら電源を入れる
2.3ボタンでタブを右に移動させCUS2にする

2.画面表示を設定

ここではA,B,C,DボタンをPC#にしたいため、Bank Moveを4xに設定しています。また、MIDI CommanderとBIAS FX 2との表示を一致させるため、SCR Startを1に、PC Startを1にしています。

1.ABC/123▶ABC(パッチ番号の表示方法を1A,1B,1C…にする)
2.Bank Move▶4x(1,2,3,4はCC#固定 A,B,C,DはCC#とPC#の切り替え)
3.Bank Mode▶IMM(ボタンが押されたらすぐにジャンプする)
4.SCR Start▶1(本体のパッチテーブルを1から始める)
5.PC Start▶1(PCのパッチテーブルを1から始める)

3.A,B,C,Dボタンを設定

Aボタンを踏むことでPC#1を、Bボタンを踏むことでPC#2を、Cボタンを踏むことでPC#3を、Dボタンを踏むことでPC#4を送信するよう設定します。

20.KEY A MOD▶PC#(Aをプログラムチェンジにする)
21.KEY A CC#▶1(プログラムチェンジ1を送信)
22.KEY A Tog▶OFF(トグルとして機能しない)

23.KEY B MOD▶PC#(Bをプログラムチェンジにする)
24.KEY B CC#▶2
プログラムチェンジ2を送信)
25.KEY B Tog▶OFF(トグルとして機能しない)

26.KEY C MOD▶PC#(Cをプログラムチェンジにする)
27.KEY C CC#▶3
プログラムチェンジ3を送信)
28.KEY C Tog▶OFF(トグルとして機能しない)

29.KEY D MOD▶PC#(Dをプログラムチェンジにする)
30.KEY D CC#▶4
プログラムチェンジ4を送信)
31.KEY D Tog▶OFF(トグルとして機能しない)

4.カスタムモード2で起動

設定したら電源を落として保存、その後カスタムモード2で起動します。
※以後起動モードを変更しない限りカスタムモード2で起動します

カスタムモード2で起動:Dボタンを押しながら電源を入れる

■BIAS FX 2の設定

1.AUDIO SETTINGSの設定

ハンバーガーメニューをクリックしてAUDIO SETTINGSを表示した後、Active MIDI InputのTSMIDI2.0(MIDI Commander)にチェックします。

2.PRESET EDITの設定

プリセットブラウザを表示した後、適当なプリセットを選択して編集アイコンをクリックしてPRESET EDITを表示します。

3.MIDI PCの設定

表示されたPRESET EDITのMIDI PCに1を設定します。※0ではないことに注意

ここでは動作確認のため、以降5つのプリセットに2~5を割り当てました

■動作確認

MIDI CommanderおよびBIAS FX 2の設定が完了したら、MIDI Commanderのフットスイッチを踏み動作確認します。プリセットが下記のように変更されれば成功です。

MIDI CommanderのAボタン(画面表示は1A)▶MIDI PC 1のプリセット
MIDI CommanderのBボタン(画面表示は1B)▶MIDI PC 2のプリセット
MIDI CommanderのCボタン(画面表示は1C)▶MIDI PC 3のプリセット
MIDI CommanderのDボタン(画面表示は1D)▶MIDI PC 4のプリセット

MIDI PC 4以降に設定したプリセットに変更したい場合は、UPボタンを押すことでパッチバンクが切り替わります。※Bank ModeをIMMにしていると自動的に2Aが選択されます

MIDI CommanderのUPボタン▶パッチバンクの切り替え
MIDI CommanderのAボタン(画面表示は2A)▶MIDI PC 5のプリセット
MIDI CommanderのBボタン(画面表示は2B)▶MIDI PC 6のプリセット

■MIDI Commander設定の共有

上記MIDI Commanderの設定において、Amplitube 5とBIAS FX 2ではPC Startの値が0か1かの違いしかありません。なのに、そのためだけに2つしかない貴重なカスタムモードを消費するばかりか、アプリを変更するたびにMIDI Commanderの起動モードも変更する必要があるのはなんとも面倒なため、ここではカスタムモード1に設定したAmplitube 5での設定を利用したBIAS FX 2の設定を書きとめておきます。

とは言え設定は簡単で、PRESET EDITのMIDI PCの値を1ではなく0からはじめる、つまり送信したいPC#-1の値を設定するだけです。これにより、アプリを切り替えてもいちいちMIDI Commanderの起動モードを変更する必要なく同様の動作が可能となります。

MIDI PC 1に設定していたものを0にする
MIDI PC 2に設定していたものを1にする
MIDI PC 3に設定していたものを2にする
MIDI PC 4に設定していたものを3にする
MIDI PC 5に設定していたものを4にする
MIDI PC 6に設定していたものを5にする

■おわりに

ちなみに、PC Start 0の状態でKEY CC#の値をすべて-1してやれば、BIAS FX 2の設定を変更せずとも同様の動作が可能となりますが、そうすると結局MIDI Commander設定の共有が出来ず本末転倒となるため割愛しました。

最後まで読んで頂き有り難うございました。あくまで個人的備忘録ですが、何かしらの参考になれば幸いです。


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