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護身の心得

年の瀬です。
昔であれば現金を抱えた人たちが大量の買い物に出回る為、ひったくりや強盗が増えていました。
昨今はそんなに買い出すこともなければ現金を持ち歩くことも減りましたが、身を守るというのはいつの時代も大事なことです。

さて、時々合気道について話す延長で護身の心得についてです。
合気道は護身の武道と知られていますが、護身術とは後ろから抱えられた時や手を掴まれた時に始まるのではありません。
そんな危機的状況になること自体が正しい護身ではないのです。

危ないところに近付かない、危ない状態にならない、これが真の護身です。
合気道は掴まれた時の対処を学びますが、本当に技を磨いていくと掴まれる瞬間に制する技を身につけることになります。
掴まれるや否や、という一瞬の攻防ですので、実際は掴まれるという最悪の事態に至る手前で対処しているのです。

君子危うきに近寄らずという言葉があるように、真の危機管理とは危機的状況にならない状態を作り続けることなのです。

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