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動いた分だけ不安は晴れる

世の中は不安だらけです。
世界情勢や政治動向のような外側の不安から、家庭や健康といった内側の不安まで様々です。
中でも1日の大半を費やしてしまう仕事上の不安は格別です。
まるで霧の中を彷徨うが如く、自分の立ち位置を見失うことすら少なくありません。
五里霧中ともいうべき状況です。

さて、「里」というキロメートルにすると4kmに当たる長さの単位の由来をご存知でしょうか。
一説には人が1時間に歩く距離と言われています。
五里霧中、つまり5時間歩かないと抜けられない中にいるということです。
ちょっとやそっとでは抜け出せないので不安になるのも仕方ない、果たしてそうでしょうか。

中にいる限り五里の霧は不安でしかありませんが、逆に考えると5時間歩けば抜け出せるのです。
就業時間で考えたなら、昼休み明けの13時から定時の18時まで動き続ければ抜けられるということです。
不安だ、どうしよう、そこまでで思考を止めてしまえばいつまでも不安の霧の中です。
闇雲でも動く、自分だけで不安ならひとに声をかける、一人でも多くの人と一緒に動く、そうすればいつの間にか不安の霧を抜けられることでしょう。
歩いて抜けなくても、ひとが集まる熱気で吹き飛んで行くかもしれません。

千里の道も一歩から、五里の霧なら午後の就業時間で晴らせるのです。
動くこと。
まずは動き出し、動き続けることなのです。

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