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否定語では褒められない

食レポというものがあります。
巧みな言い回しで、食べていない人にも伝わるような感想を言います。
食べてみたくなるような表現をすれば、それだけ新しい顧客を誘い込むことができます。

個人的な感想ですが、イラっとする耳障りな食レポがあります。
ケーキを食べて「甘すぎなくて美味しい」
ジビエを食べて「臭みがなくて美味しい」
ご飯を食べて「硬すぎなくて美味しい」
程良い甘み、肉の旨みが感じられる、適度な食感、そんな言い回しであれば気になりません。
気になるのは否定語を使って褒めることなのです。

甘すぎない、苦くない、心配ない、不安がない、どれも結果的にはポジティブですが、一回否定することで飲み込み辛くなっています。
例えば人に褒められる時に、バカじゃない、不細工じゃない、ダサくないと言われても褒められていると感じることはないでしょう。

食レポだけでなく、商品のコピーを考える時にも否定語を避けるようにしましょう。

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