あーちゃん

ダウン症のある娘と暮らしています。 娘と出会い、世界の見え方、しあわせの感じ方がかわりました。日常に愛おしい時間が増えました。ありがたいこといっぱい◎

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最近の記事

つながる縁ふれあう心コンサートご案内♬

今夏のコンサートは7月28日に開催します! 【つながる縁 ふれあう心 コンサート vol.11】 《日時》 2023年7月28日(金) 開場14時~  開演14時30分 終演15時45分予定 《会場》 タクトホームこもれびGRAFAREホール(保谷こもれびホール) 小ホール 《プログラム》  ♫ 放課後等デイサービスに通うこどもたちの発表   3事業所に通うこどもたちが歌や演奏を発表します!  ♫ 平澤 仁(ヴァイオリン)&竹村浄子(ピアノ)のコンサート 終演後、

    • お休みの朝の楽しみ

      学校がお休みの朝、 さっちゃんはとっても早起き 朝4時に目覚ましをセットしてることも! 学校のある日は6時半ころに 自然と起きることが多いけれど 7時すぎてなんど声をかけても なかなか起きれないこともあります 祝日だった今朝は 少し遅めに5時50分起床 いつも通りにひととおりの身支度を済ませ テレビの前に座り 録画一覧からお気に入りを選んで観ていました さっちゃんはひとつの番組をじっくり観るのではなく 様々な作品の好きなシーンを何度も繰り返し視聴するスタイル いつでもツ

      • 楽しみに待っててね

        月曜日の夜のこと 翌日の学校のしたくをしている娘のそばを通ると 持っていた紙を急いでリュックにしまいました そして、 「これは見ないでね 楽しみに待っててね」 とニコニコ笑顔 「楽しみに待っててね」 こんな言い方をしたのは初めて♡ 今まで聞いたことないな、と思う表現を聞くと うれしくなっちゃいます きっと先生に おうちの人にこの紙は見せないでね 楽しみに待っててもらってね といった説明されたのでしょう 表現が頭に残り、それを活用できるのは 説明されていることをしっかり

        • よみあいこ 3

          昨夜、一緒にすごした作品は 『たなばたにょうぼう』 七夕の由来のお話 わたしの誕生日は七月七日 七夕に特別な思い入れがあります わたしが知っていたのは たぶん、みなさんも同じ 機織りが得意な織姫と牛飼いの彦星の物語 この「たなばたにょうぼう」は 織姫・彦星のお話とはちがい、 天から地上に降りてきた「たなばた」と男の話 興味深く読みました♡ 読後、娘が気に入ったと伝えてくれたのは二つ ひとつめは 見開きであらわされた天の川のページ 「絵がとってもきれい!」 「うんうん!

          よみあいこ 2

          娘にはめずらしく科学絵本 みのむしの生態の紹介 「これ、きれい」 「きれいね!  夜の みのむし 幻想的な絵だね」 別のページを開いて 「お花がきれい!」 「そうだね  薄紫で華やかだね  このお花はシオンかな  あーちゃんも好き!」 「これ、さともかいてみたい」 「うん、かいてみたいね!  とてもきれいだから かきたくなるね  今度かこうね」 次もみのむしではないものに着目 「この青も好き!」 「ほんと!  うっとりするような青い色の実だね」 「これもいい!」

          よみあいこ 2

          わたしには

          さっちゃんは 朝、降りてきても わたしには挨拶もせず 黙々と朝の支度をする 一階の照明を全部つける お手洗いに行き用を済ませる 洗面所で顔をパシャパシャ洗う それから外に出て新聞をとる 時間があれば テレビの前に座り 録画した番組から お気に入りのシーンをみる さらに時間があれば スマホを手に取り 歌を歌ったり LINEをチェックしたり アニメの動画をみたり ゲームをする 時間がなければ着替えて食事をし 歯磨きのあとは、ピアノの練習 この間、わたしに挨拶することも 目

          わたしには

          究極のあいさつ

          とーちゃん(夫)が起きてくると さっちゃんの隣のイスにドスンと座る さっちゃんは 「おはよう」 と言って夫の背中に ピタっと抱きつき 耳元で 「今日も会えたね 💖」 屈託なくキャタキャタ笑い ギューっとハグする こんな愛のことばで始まる朝 あたりまえが奇跡に思えるときがある 新しい朝を あなたといっしょに 迎えたこと それはほんとは奇跡 ほんとは奇跡。

          究極のあいさつ

          よみあいこ 1

          あーちゃん(母)が音読し終えると さっちゃん(娘)は 1ページずつじっくり 最初から最後まで見返し 「好きなのはここかな…」 「どんなところがすき?」 「ちくちくするけどきもちいーい ってごろごろするところ」 「うんうん 芝生でごろごろしてるね! きもちいーいね!」 「ピョーンってジャンプするのもいいなぁ」 「うんうん ここは三人がピョーンって跳んでるね!」 「このあげはちょうがきれい!」 「あーちゃんもこのページ大好き あげはちょうがとってもきれいだね!」 さ

          よみあいこ 1

          二週に一度の借りだし

          借りてた本を リュックに詰めて 娘が一人 図書館へ🚴‍♂️ 今日持ち帰ったのは 絵本18冊 紙芝居ひとつ 一緒に読むのが 楽しみ♡ 娘は図書館には 二週に一度 日曜日の午後に たいてい娘一人で行く 20分くらいかけて本を選ぶ 入ったところにある 絵本コーナーの いろんな棚を巡り 紙芝居コーナーも 必ずチェック 中身を見て選んでる姿は真剣だ 候補の本は 奥の机の上に重ねていく 貸し出しは一人30冊まで。 二週間でそんなに読めないのに たっぷり借りる 専用の機械でカードを

          二週に一度の借りだし

          ゆっくり生きてもいいんだよ~障害のある子を授かって Vol.2

          大雅くんは重症心身障害のあるため、肢体不自由特別支援学校小学部に入学した。ちなみに、特別支援学校は、主に視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、知的障害、病弱に分かれている。 最初は、教員が自宅を訪問する「訪問教育」の形だった。体力面で大丈夫そうだったため、二年生からは学校に通うようになった。 学校では、同年代のこどもたちや教員だけではなく、学校に関わるたくさんの人たちと触れ合う。人は人の中で成長する。大雅くんは学校をとても楽しんだ。学校の先生方や看護師さんは大雅くんをとても大切

          ゆっくり生きてもいいんだよ~障害のある子を授かって Vol.2

          命を守る必死の子育て~障害のある子を授かって Vol.1

          恵理さんは中学2年と年長さんの娘さんと、小学6年の息子さんを育てるお母さんだ。 息子の大雅くんに重度の知的障害と重度の肢体不自由があり、『大島分類』と呼ばれる分類表で、寝たきり/座れる+IQ35以下の『重症心身障害児』に該当する。 https://www.normanet.ne.jp/~ww100092/network/inochi/page1.html 恵理さんとは、市内のこどもの発達支援センターの母子通園クラスで知り合った。爽やかで柔和な笑顔が恵理さんの魅力。 「障

          命を守る必死の子育て~障害のある子を授かって Vol.1

          一灯照隅

          19人が殺害され、26人が重軽傷を負った「相模原障害者施設殺傷事件」から7月26日で4年がたちました。報道に触れるたびに心がざわつきます。 「障害者は不幸を生むだけ」 植松死刑囚のこの言葉に障害のある子を持つ親の一人として、何時間でも反論したくなります。 一方で、テレビのコメンテーターが、植松死刑囚を歪んだ考えを持つ、異様に残酷な人として非難するのを聞くとき、違和感もありました。 なぜか。私の中にも植松的な考えがあるのではないかと感じたから。 植松死刑囚はあの夜、職員に