うちの子をよろしく。
本日、母の乗っていた実家の車(トヨタ スペイド)がお嫁に行きました。
母が高齢で、維持費とか考えて、「売るから、お姉ちゃんの車(16万キロ走ってる、貰ったヴィッツ)買い替えなよ」との話がありました。
元々、ベルファイヤーを乗りこなしていた母、ある時帰省したら、車が一回りちっちゃくなってた。
弟にベルファイヤーはあげたとのこと。
いずれにせよ、デカくて乗りこなせないし、神戸ナンバーの車にどうしても嫌悪感がある私に貰っても宝の持ち腐れなので、特に何も言わずにいました。
しかし、特定難病に罹り、脳梗塞を起こした後、母の運転が覚束なくなってきたこともあり、態々教習所へ練習に行き、ほぼ病院の通院のみでしたが、ここ最近は私も運転していた、ベルファイヤーの後釜のスペイド。
ナンバープレートは態々数字が私の名前になっていました。
「お母さんのれんくなったら、お姉ちゃん乗ったらええやん」って。
今回初めて知ったんですが、ナンバープレートを自分の好きな数字にするには、12000円もかかるんですよ。
買い替えてから10年、車好きの母が病気に罹ったので、走行距離は1万キロ程。
ほんとはそのまま乗って帰りたいんだ。
でも、どうしても神戸が嫌いすぎて、乗って帰っても使えないんだ。
私の意図を汲んで、母の車の売却金と、うちのヴィッツの下取りで、別の車を買うことに。
なんでめんどくさいことしてんだろうね。
矛盾一杯でしんどくてなんか悲しくて、帰りの高速バスの中、涙が止まらなくなってしまった。
空席が多いので、最後列に移動させてもらったんですが、よかったのか悪かったのか。
中古車屋さんからは、母の車椅子をおしながら歩いて帰ってきました。
実家のがらんとした駐車スペースには、これからの母の相棒の電動車椅子と車椅子が並んでいます。
次に買う車を選ぶにも優柔不断で、果たして母の車を売っていいものかどうか悩んで先延ばしにしそうな私に、
「来週持ってくで!中に置いてる荷物出さんとな」
と言う母は男前。
車一台売るだけに、いちいち感傷的になったらやってられませんね。
考えすぎるのが悪い癖だなぁ。
さぁ、帰って新しい子を探しに行かなくちゃ。