2021/2/5 下弦の月、執着していることは大事なカギ
下弦の月は、満月から新月のちょうど真ん中の半月です。
1/31から水星逆行に入ったので、月の欠けていく期間&水星逆行という「振り返りや見直し」の時期で、前に進むよりは身の回りを整え直したり、手持ちの在庫や既存顧客のケアなどが向いている時期といわれます。
水星逆行とは、地球から見て水星が後ろに戻るような動きをする時期のことです。年に2~3回あります。
個人の生活では既存顧客とかはないので、洗剤やタオルなどのストックがちゃんとあるか、ありすぎはしないか、古くなっていないかなど調べるようなことが向いています。
手帳も、今まで書いたことなどを見直すと、思いがけないきっかけや忘れていたことが出てくるかも。
財産というのは、お金や金融価値のあるものだけではありません。
やる気が出る何か、というのは、その人にとって最高の財産です。
思い出も、これからやってみたい事というのも、どちらも形はないけれど財産です。
そういう財産の「ストック」を見直したり、洗いだしたりするのにもいい機会かも。
下弦の月のタイミングでは、Tスクエアと呼ばれる星回りが一瞬作られます。水瓶座にある太陽、蠍座にある下弦の月、牡牛座にある天王星がT字の形になるのです。でも月の動きが早いので、すぐにその形は崩れます。
Tスクエアは、軋轢が強い組み合わせといわれています。そりの合わない性格の人たちが集まった職場みたいなものです。
でもお互いの能力がすごいので、うまく嚙み合った時はただ仲の良い職場の何倍も大きな成果を出すような……そんなイメージです。
第一印象では「軋轢の強い職場ってきついなー」と思いますが、例えばGoogleなどの世界トップの企業のようなものかと思えば「そんなにすごくなれるなら、なれ合いで手応えのない職場より憧れるな」と感じることもあります。
どっちに転がるかは、その時の自分次第です。
今回の下弦の月は、どれも固着宮に分類される星座に星があります。固着宮の星座は、季節の盛りで、今あるものをより強めるような作用を示します。
なので、今回の下弦の月は、どっちつかずで迷うというよりも、こだわりやかくあるべしという信念のようなものがぶつかり合うタイプの軋轢を示しているようです。
どうしても譲れないなにか。しかも、自分が気がついていないレベルの、ささやかなものかもしれません。
いや、周りからは「あの人、あのことに関しては譲らないよねー」といわれているけど自分だけがわかっていないようなものかもしれません。
とにかく、無自覚なほどの譲れない、こだわりや信念のようなもの。
それらが、ピキピキッとぶつかり合う瞬間があるかも。
それは、むしろ何かを自覚できることになり、何をしたらいいのかがスッとわかるようになるかもしれません。
最初は違和感と感じることかもしれませんが、違和感がなくては自覚できないことがあります。
大打撃を受けてから「あそこにこだわりすぎたんだ」とか「もう少しあそこにこだわっておけば!」と思うより、違和感を感じた時に「ここかーー!」と着手するのは、とってもスムーズだし、より大きな成果につながっていきます。
大きな成果というのは、よりリラックスした生き方かもしれないし、やりたいことでバンバンお稼ぎになるという事かもしれません。
そこはそれぞれ違う事なので、自分の心に嘘がないようにそっとお尋ねになってください。
この下弦の月は「そっとお尋ねになる」のに非常によいタイミング。
違和感があるからこそ、お答えがスッと出やすいといえます。
ただ、この星回りは一瞬の事なので、タイミングを逃さずに見直したり、振り返ったりするのが大事です。
手帳を開いて眺めるだけでも十分です。
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