満月摘みのサクランボって??
毎年、短い期間だけ出回る繊細でちょっと高級な果物、サクランボ。
美味しいけど、ちょっと手が出せない高嶺の花でもあります。
今年もムーンプランナーでは、シーズン中の満月にサクランボを収穫してその日のうちに発送して頂く「満月摘みのサクランボ」がご用意できました。
ムーンプランナーはオリジナルの手帳を作って販売しているので、文具メーカー、手帳メーカーと分類されていますが、作り手の私としてはそこにはあまりこだわりがありません。
どちらかというと、もっと中身=時間感覚そのものが、当店の重要なコンテンツだと思っているのです。
旬というのも、時間感覚のひとつの指標です。
季節感というのもそうですね。俳句の季語など、季節の移ろい、時間の流れを感じるというのはひとつの文化とさえ言えそうです。
ヨーロッパでは、満ち欠けを生活に取り入れる文化がいまだに根強く残っています。
日本ではビオディナミワイン(バイオダイナミックワイン)などで知ったという人も多いかもしれません。
苗の植え付けからブドウの収穫日まで、満ち欠けと天体の運行を基準に行う手法です。(ご参考リンク↓↓)
多くの地域で、満月には植物は水分を吸収する力が高まり、全体がみずみずしくなると言われています。果物などはパンと張りがあり、果汁も多くなるようです。
その代わり、採れてからはあまり日持ちがしません。水分が少ない方が腐りにくく長持ちすると言われているため、もいですぐに食べるような果物は満月周辺に、収穫して遠くまで運んだり、しばらく保存する場合は月の欠けていく下弦の月から新月のあたりで収穫するという事が言い習わされています。
現代社会では、なかなかそのようなタイミングで果物を口にする事はできません。それこそ自分で育てているか、畑のそばで暮らしている人だけです。
折角なので、ムーンプランナーでは、その「満月のタイミング」を手帳の上だけではなくて、果物でも体験してみたい、それを提供してみたい!という気持ちから、満月の日に収穫してくれる農家さんを探しました。
「この日に収穫してほしい」「この日だけ」という注文は、基本的にあまり理解されません。それに面倒です。だから、対応してくれるところはとても少ないのが現状です。
でも、それができるよ!といってくれるところは、それだけ綿密に丁寧に農作物と向き合っているところがとても多いのです。当然、作っているものはどれも上等なものになります。
サクランボは、沼畑総合ファームさんからのお届けです。
こちらはトマトも美味しい。ネギも美味しい。甘いプチトマトは、果物と間違うほどの甘みです。
実は今年は忙しくてサクランボのご予約ができないかもと思っていたのですが、沼畑さんのご厚意でまた販売することができました。
ご予約期間は4日間しかないので迷っている暇はないのですが、30箱分がほぼ一晩で売切れてしまって、追加を出していただくことになりました!
毎年お願いしているのですが、本当にほれぼれするキラキラと輝くサクランボです。
香りがよく感じるのは新鮮さのせいなのか、それとも質がいいからなのか…。甘みと酸味の両方があって、肉厚で果汁もたっぷり。一粒は小さいはずなのに食べごたえがすごいです。
時間というものを感じるのは、手帳の上だけではありません。
このサクランボを通して、今を生きているみずみずしさ、ダイナミックさ、そしてたくさんの手間暇をかけた作り手、新鮮なまま届けてくれる運び手などたくさんの人の力を感じて頂けたらと願っています。
届くのが楽しみです。
ご予約は6/26までの予定です(状況により前後する可能性があります)。
ご予約完売の可能性もございますので、気になる方はどうぞ急ぎご予約下さい。
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