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漫画「海王ダンテ」感想(完結作品を語る! #455)
「海王ダンテ」(作画:皆川亮二 / 原作:泉福朗)
連載期間 2015年~2021年(ゲッサン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「海王ダンテ」は、少年ダンテの冒険活劇!
全13巻。サンデーうぇぶりというアプリで全話無料で読みました。
最近は作品を読みながらメモ書きをしておいて後からまとめてるんですが、そのメモ書きが消失したのであっさりになるかもです!
まず、
安定の皆川ワールドなわけですが、他作品では高校生くらいの主人公の話が多い中、今作はもっと幼い頃からの成長が描かれます!
色んなワクワクする要素もてんこ盛りで、自分が小学生くらいだったら最高の作品と思ったことでしょう!
そして、
作中に溢れるカラフルさは皆川先生の作品で一番な気がするので、ぜひとも映像化してほしいところです!
さて、
列強諸国が植民地を作っていた18世紀から物語は始まります。
暑い所に寒い所、地下に天空と舞台も様々、飽きさせません。
あと、
魔導器という手のひらサイズくらいの魔法を発生させる機械のようなものを主人公が使えるのと、三冊の生きた本(エレメント、ビルド、ライフ)が作品をかなりファンタジックにしています!
さらに、
コロンブスっぽい人や、ナポレオンっぽい人や、神話の人物っぽい人なども出てきます!
当時にはまだなかった技術などへのリアクションも興味深いですし、実在の人物をエピソードに組み込む巧みさも流石です!
流れとしては、
成長と共にトラブルが起これば仲間らと力を合わせ解決するわけですが、悪そうなやつも敵かと思ったらそうでもなくて、敵かと思ったらそうでもなくて…の連続です。
そして度々、
人類の愚かさを感じる描写が出てきますが、最後まで読んでみると完全な悪などなく、それぞれがそれぞれの目的のために行動してるだけというか…。読破し噛み砕くことで今までより広い視野を獲得出来るかもしれません。
個人的に印象的だったのは、
ピアノで機械を動かすところと、インパクトしかない「メジェド」です!(笑)
ということで、
世界史をエンタメで楽しみたい人に、皆川先生の作品が好きな人に、
衝撃の見た目のメジェドが気になる人にもオススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
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メモ書きが消えたのでここはあっさりと。
終盤、主人公の中の別人格みたいなものが暴走状態になり、今までの戦いを通して仲間になったり信頼関係を築いた連中が主人公を止めようとします!
なんとか食い止めたものの、人を超えた存在の主人公はみんなの前から姿を消そうとします。
けれども、結果的には瀕死の状態で戻ってきます。
主人公を救うには三冊の生きた本が起こしてきた奇跡を失うことになるんですが、みんな納得し主人公は復活!
最後は、
同郷でイギリス軍とフランス軍と別々の軍に属しながら戦いを繰り返してきたフランス軍のナポレオン的ライバルの視点で終わります。
「俺とお前は永遠のライバルなのさ」的なやつです!
真新しさはないですが綺麗に終わっていて不満は全くないですね!
多分、そこまで評価されてないので、もっと評価されるべき作品だと思いました!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「海王ダンテ」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
※「無料で読めます」などは私が読んだ時点の話です。そして、「無料」といってもCMなどを見てポイントを貯めてそれを使う必要があったりもします。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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