漫画「僕はビートルズ」感想(完結作品を語る! #362)
「僕はビートルズ」(原作:藤井哲夫 / 作画:かわぐちかいじ)
連載期間 2010年~2012年(モーニング)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「僕はビートルズ」は、音楽&タイムリープ漫画で全10巻。
マガポケというアプリで全話読みました。
「沈黙の艦隊」でラストまで高いクオリティで描ききっていたかわぐち先生に感服し別作品も気になる!ということで、今作を読んだ次第です!
まぁ今作の原作は藤井先生ですが、かわぐち先生なりの表現はあるでしょうし楽しく読めました!
作品の話に戻ります。
ビートルズのコピーバンド「ファブフォー」としてライブハウスと専属契約もしている若く実力もある四人のミュージシャンが主人公。テクニックだけならビートルズ以上と豪語します。
ミュージシャンの自分から見ると、
ビートルズはメロディと実験精神が圧倒的な存在であってテクニシャンではないので、それもあるだろうなという感じです。
さて、
四人はひょんなことからビートルズデビュー前の1960年代にタイムリープして、ビートルズになりきることで聴いたことのないビートルズの曲を聴こうと試みるんです。
そして、どうなるか?
ところで、
ビートルズになりきって一端のミュージシャン的な発言をする場面のコメント欄は、
冗談やイジリでもなさそうな「パクってるのに…」的な批判的なものがかなりの量書き込まれてました…。
あと、
今作を読むことでビートルズに関する情報も知ることが出来ます。
ということで、
THE BEATLES(ザ・ビートルズ)が好きだったり興味がある人に、「沈黙の艦隊」以外のかわぐち先生の作品に興味がある人に、
粋な終わり方と聞いて気になる人にもオススメです!
・終わり方について
後半で四人はついにビートルズと邂逅し、そこで私達の世界線では存在しない新曲をビートルズが演奏し、それを聴くことになります!
そして、
四人は自分達が発表してきた曲は全てビートルズの曲だと記者会見します!
その後、四人はファブフォーでの活動をストップし、それぞれ旅立ちます。
…時は流れ、ビートルズは元の世界と同じように全世界を変え、主人公達は過去を生き、そして、現代へと。
もう70歳近くなったメンバーはライブハウスでビートルズナンバーを演奏し、そこにファブフォー、特にショウに魅せられた女学生の年を重ねた姿もあり、彼女が質問することでファブフォー解散後の足跡を知ることになります。
最後はショウと女性のツーショット。
女性がなんとなくショウが未来から来たとわかっていたと告げると「俺が知ってる歴史は今日までなんだ」と言うセリフで物語は幕を閉じます。
そう!その日は四人がタイムリープした日なんです。粋な終わり方で拍手ものでした!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「僕はビートルズ」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’