漫画「我が名はネロ」感想(完結作品を語る! #381)
「我が名はネロ」(安彦良和)
連載期間 1998年(月刊コミックビンゴ)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「我が名はネロ」は、
ガンダムでお馴染みの安彦先生の作品ということで読んでみました!
全2巻。LINEマンガで全話無料で読めました。
悪名高いローマ皇帝ネロの話です。史実を基に描いているようですね!
手描きによる躍動感のある絵が印象的でした。
息子であるネロを溺愛する母の狂気の影響でネロも狂ったのかなーと思えるような展開です!
ネロは嫌なやつではあるんですが、誰もが持ちうる弱さみたいなものが描かれていて嫌いにはなれないんです。
ちなみに、
ペトロニウスという太鼓持ちや、ネロに寵愛される元奴隷の戦士レムスなど脇を固めるキャラも味があります。
さらに、
サブキャラで言えば、キリスト教布教にパウロやペテロが来てたりします。
ネロとの対話シーンは見ものです!
ところで、
同性愛もありますし陵辱シーンなどもあるので、子供や苦手な人は読まないほうがいいです!
逆に好きな人は中々に楽しめる作品です!
あと、
最後まで読むと何が「我が名はネロ」なのかわかります!
ということで、
ネロの話が気になる人、全2巻の名作が見たい人、
人間たいまつが見たい人にもオススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
ローマの街が大火災で燃え、それをキリスト教徒のせいにし虐殺した後、コミックビンゴ廃刊打ち切りの影響か駆け足展開になります。
ネロに寵愛されていた戦士レムス視点になり、時は四年後に。
市民も蜂起し、ネロは宮殿を追われ、もう逃れられないとなり自殺を促されます。
そこで、
今までの自分の罪を感じているようなネロを見て、レムスが身代わりとなり自殺します。
その後、ネロはどこかで生きていたのかもしれない、という終わり方です。
最後に年表があるんですが、それを見ると裏切りなどを恐れたんでしょうが身近な人を殺しすぎですね。
ただ、ネロが極端に暴力的だったわけではないだろうなと思わせてくれた今作を読めてよかったです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「我が名はネロ」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’