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漫画「タコピーの原罪」感想(完結作品を語る! #196)
「タコピーの原罪」(タイザン5)
連載期間 2021年12月10日~2022年3月25日(少年ジャンプ+)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「タコピーの原罪」は、全16話で、単行本は上下巻。
しずかちゃんという名前の小学生を特殊な道具を使い助ける存在がいる、というドラえもんっぽくしつつも、
あえてソレとはかけ離れたように描いている作品。だと思います。
異星人と地球人の感覚が同じわけないんですが、第一話から始まる異星人のノリを受け入れないといけません。
ここは、小学生や設定にリアリティを求めない人なら気にならないと思うんですけどね。
つまり、タコみたいな見た目のタコピーという異星人が中途半端に地球人の感覚を持っているのがありえなすぎるんです。
・まったく地球人の感覚が理解できない
または
・高度な知能で地球人の感覚をほぼ完璧に把握できる
このどちらかがだと思うんですが物語の流れの為に中途半端にしているんでしょう。
個人的には多少こじつけでもいいので、その部分の説明が欲しかったです。
全体的には、
「魔法少女サイト」という作品と近いものを感じました!
物語の流れより感情面を見せようとしてる作品とでも言いましょうか…。
孤独を抱えた少女がハマりそうですけど、それがいいことなのか大人としては不安になる部分も、といった感じです。
ちなみに、
他人の痛みも物事の加減もわからないから、時に子供の方が残虐であったりします。
この作品ではいじめっ子だけでなく、いじめられっ子の主人公のその部分も表現していてリアリティがありました。
そして、終わり方。
犬も死なないハッピーエンドです。
正反対のような人同士も実は似た者同士で、ちょっとしたキッカケで仲良くなれることを教えてくれますし、
タコピーの行動が無駄ではない形になって綺麗でよかったです。
タコピーがこういう存在である以上、最高の終わり方と言ってもいいと思います。
私はタコピーの設定自体に、んー、と唸ってしまうわけですけどね。
ということで、
タコピーの人との関わり方を見て魅力を感じられる人、魔法少女サイトが好きな人、
コミック大賞やネット流行語として名前を聞き、どんな作品か気になっている漫画好きもサクッと読めるのでオススメです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「タコピーの原罪」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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