漫画「不能犯」感想(完結作品を語る! #165)
「不能犯」(原作:宮月新 / 作画:神崎裕也)
連載期間 2013年~2020年(グランドジャンプ)
昼でも夜でも、おはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。
以前から気になっていた作品で、今回LINEマンガで全話読みました。
単行本では全12巻。
「不能犯」は、
殺人をしているけど直接的に手を下してないので捕まえることが出来ない不能犯と呼ばれている男が主人公。
他人を催眠状態にしてコントロールして悪夢を見せる感じです。
殺人依頼を受けて実行するんですが、
催眠により、そもそも誤解し縺れた人間関係を加速させ、ターゲットも依頼人も悲劇な最期を迎えます。
主人公は色気があり猫好きということで、雰囲気を柔らかく見せていますが、人の心を持たない死神のような存在です。
「愚かだね人間は」が決めゼリフ?で、自分を殺してくれる人間を探しています。
そんな感じで、
絵も魅力的ですし、設定や物語の構造は私はかなり好きなタイプなんです!
ただ、どうにも登場人物が間抜けすぎて、イマイチはまれなかったです。
先に作者の考えてる展開があって、その為の登場人物の存在であり、言動や行動とでも言いましょうか…。
あと、ほんのりと、いやハッキリと?BLの香りがします。
過激な性描写があるわけでもないので、ボーイズラブが「嫌い」でなければ問題はないかと思います。
そして、結末。
悪くはないんですが、良くもないというか…。諸々スッキリしないというか…。そんな感じです。
ということで、
ダークな作品が好きな人、催眠術が出てくる作品が好きな人、猫好きな人にオススメ(?)です!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「不能犯」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
hiro’