漫画「ハーメルンのバイオリン弾き」感想(完結作品を語る! #361)
「ハーメルンのバイオリン弾き」(渡辺道明)
連載期間 1991年~2001年(月刊少年ガンガン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「ハーメルンのバイオリン弾き」は、ギャグ多めのダークファンタジー作品で全37巻。
LINEマンガで全話無料で読みました。
小学生向けです。
ですが、
罪のない人々が殺される様子などハッキリ描写されるので、苦手な人は読まないほうがいいでしょう。
あとは、
ヒロインの王女の扱いなど現代では可哀想とか非道いということになりそうですが、そういう部分に目を瞑ればそれなりに楽しいです!
舞台はモンスターがいるファンタジー世界。ドラゴンクエストっぽさあります!
バイオリンを弾き戦う主人公のハーメルンは人間と魔王のハーフだったりします。
ラスボスは大魔王ケストラー!(笑)
ということで、
登場人物の名前などが、ほぼ楽器か音楽関係の用語です。
私の推しキャラはサイザーとリュート、やはりこういう陰があるキャラが好きです。
成長していくトロンも裏主人公的でイイんですよね。
ところで、
残虐なシーンもけっこうあるんですが、それを大味なギャグで緩和しようとしていて独特の作風になっています。
ギャグパートがシリアスな本編にもかなり影響してくるので冷めるっちゃ冷めます。
それと、
とあるキャラにスポットが当たっている時は、そのキャラが死にそうでも味方が介入してこないことが多いです。
見やすいっちゃ見やすいですけど、個人的には微妙です!
とはいえ、
女性が守られる存在ではなく強く気高い部分などはイイ感じですし、けっこう泣ける話も多いです!
ということで、
音楽用語が好きな人、ドラクエのような冒険譚を味わいたい人、
ギャグとシリアスの不協和音ギリギリのストーリーと聞いて気になる人にもオススメです!
・終わり方について
魔族と人間との最終戦争が繰り広げられる中、ハーメルンが完全に魔族化しても敵わなかったケストラーですが、ヒロインのフルートが覚醒したことで仲間達の傷は癒え、全員で第九を合奏・合唱して、ケストラーを弱らせ再びパンドラの箱で封印し、10年後へと。
あの二人とか別の二人とかは結婚していて幸せそうです。そして、相変わらずバカをやっている日常が描かれ終わります!
ヘビーな作品でしたが楽しめましたし読めてよかったです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「ハーメルンのバイオリン弾き」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’