漫画「モンキーターン」感想(完結作品を語る! #457)
「モンキーターン」(河合克敏)
連載期間 1996年~2005年(週刊少年サンデー)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「モンキーターン」は、競艇選手を描いたそれなりに大作マンガ!
全30巻。サンデーうぇぶりというアプリで全話無料で読みました。
運動能力が高く、熱さと共に女の子好きという軽さも持ち合わせた波多野が主人公。
河合先生の作品の主人公はどういう設定にするか考えて作られたキャラって感じがしますが、どの作品も主人公がめっちゃ魅力的だからイイ!ではなく、リアルな各キャラの化学反応やテーマ設定など全体として素晴らしいんです!それは今作も、でした!
まず作品の序盤は、
プロになる前の合宿所での物語です。
ここもかなり面白く、同年代で切磋琢磨する青春ストーリーとして楽しめます!
ちなみに、
ギャンブル感は必要最低限という感じでほとんどないです!
これは多くの人に読んでもらうという視点で考えるとイイですね!
もちろんギャンブルに振る良さもありますけどね。
さて、
主人公の波多野はプロになってからはドンドン頭角を表し、中盤で最高グレードのレースで優勝するものの大怪我をしてしまいます。
ここの現実の・ボートレースの厳しさを描いているところに河合先生の誠実さを感じますし、作品の完成度も上げています!
そんなこんなで、
主人公はもちろん、それ以外のキャラの葛藤や成長も丁寧に描かれていて物語に厚みも与えています!
出てくるのはいい人ばかりではないんですが極悪人は出てこないので老若男女に勧められます!
ただ個人的には、
二人のヒロインのどちらと結ばれるのか!?という部分はいらなかったかもです。
少年誌作品なので恋愛の描き方が表面上になりがちでリアリティを感じづらかったんですよねぇ。
こういう設定・展開の良さももちろんあるんですけどね!
あと、
ストーリーとは全然関係ないですが、猫ヘルメットが可愛いので見てほしいです!(笑)
こういう遊び心もいいんです!
ということで、
スポーツマンガが好きな人、競艇・ボートレースに少しでも興味がある人、
ウォーリーを探せのようにカイジを探したい人にもオススメです!(笑)
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
見ている人の記憶に残るようなレースをするのが究極の目標と語る主人公の波多野。
そんな手に汗握るレースをして洞口などライバルらに勝ち、ヒロインの澄にもプロポーズして成功します!
最後は同期達が出てきて6人が同期でレース、主人公はまた洞口との対決。
レースが始まったところで物語はお開きです!
長かったもののまだ続きが読みたくなる良作中の良作でした!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「モンキーターン」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
※「無料で読めます」などは私が読んだ時点の話です。そして、「無料」といってもCMなどを見てポイントを貯めてそれを使う必要があったりもします。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’