漫画「加治隆介の議」感想(完結作品を語る! #142)
「加治隆介の議」(弘兼憲史)
連載期間 1991年~1998年(ミスターマガジン)
昼でも夜でも、おはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。
「加治隆介の議」は、
アラフォーサラリーマンの主人公が政治家(国会議員)になって、日本をよりよくする為に奮闘する物語です。
全20巻。マガジンの公式スマホアプリで全話読みました。
「課長島耕作」の弘兼憲史先生らしく、女性や愛人が各所でキーになります。
これは気に入らない人は気に入らないでしょうが、これだけ連発されると実際もそうなのかなという気もしてきますね。
つまり、私は出世コースのサラリーマンや政治家について詳しくないので、
私より経験値もあり取材もしているであろう先生が描くということはリアルなのかも、と。
内容について。
政治家の大物だった父の死が暗殺なのでは…という序盤はスリリングで読ませます。
ただ、それ以降は
他政党であったり同一政党であったり、争い方はそれなりに勉強にもなるし面白いですが、それなり止まりというか。
学生時代からの仲間や政治家になってからのライバルや先輩など、味のあるキャラクターは多数登場するんですが、んー。
他は、
弘兼先生らしく保守論客がよく言っているようなことを、フィクションの事件を発生させて描くので、ネトウヨは楽しめると思います。
私は極左でも極右でもないので、
「その通りだ!」とも思いませんし、かといって「絶対的に間違っている!」とも思いません。
様々な出来事が複合的に絡み合って、絶妙なバランスで現状があると考えているので。
さて、そんなこんなで最終的な終わり方に関しては落ち着くところに落ち着く感じです。
綺麗な終わり方とも言えますが、ここからだろうとも言えます。
政治漫画の入門として、また自分はネトウヨであるという方にオススメです(笑)。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「加治隆介の議」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
hiro’
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