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漫画「15分の少女たち-アイドルのつくりかた-」感想(完結作品を語る! #409)

「15分の少女たち-アイドルのつくりかた-」(原作:かっぴー / 作画:戸井理恵)
連載期間 2021年~2023年(ビッグコミックスピリッツ)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「15分の少女たち-アイドルのつくりかた-」は、「左ききのエレン」のかっぴー先生が原作のアイドル漫画!
全6巻。サンデーうぇぶりというアプリで全話無課金で読めます!CMとかを見れば!

一目瞭然のかっぴー節です!
芸能界、特にアイドル業界を多少知ることが出来ますが、要はかっぴー先生の「アイドル論」ですね!

絵はそこまで上手くないものの記号的というレベルではないので、作品を楽しむのに個人的には問題なかったです!

ストーリーは、
アイドルオーディションからデビュー、デビューライブ。

主要登場人物は4人、というか2人と2グループ。
空気が読めずまっすぐな芸能事務所の新人マネージャー男性の主人公・小林竜馬。「左ききのエレン」の主人公の光一と似てると言えば似てます。
仕事の鬼という感じの芸能事務所の女性プロデューサー雨宮。今作のアイドルオーディションの仕掛け人でもあります。
弱さも抱えつつ魅力的な女の子アイカなど、アイドルを目指す少女たち。
ビビットビームという、新人だった頃の雨宮が手掛けた今は大人気のアイドル。

まず、
オーディション番組の様子はかなりショッキングに描かれます!
アイドル志望の女の子たちは若いですから様々なことに一喜一憂しちゃうわけです、感情の揺れがすごい
です!
まあ、仰々しい感じに表現するというのはかっぴー先生の作家性でもあるんでしょうね。

そして、
オーディションに勝ち残った五人は、「誰もが15分だけは有名になれる」というアンディ・ウォーホルの言葉から命名されたFIF(フィフ)という名前でデビューします!

ちなみに、
芸能活動をしていく中で、「左ききのエレン」の登場人物のアントレースの神谷さんや超大物デザイナーの岸アンナも出てくるので、エレン好きとしては嬉しいです!

全体としては、
デビューし活躍する中盤からかなり引き込まれる展開になります!
雨宮プロデューサーがビビットビームを人気グループにしていき、メンバーが壊れていく様子などの過去編も含め、各キャラが魅力を発揮し、漫画内での各々の役割を12分に果たしています!

アイドル漫画というと最近では「推しの子」という人気作がありますがタイプが違いますし、今作も読んで損はないですね!

ということで、
アイドル業界に興味がある人、「左ききのエレン」が好きな人、
少しの時間とそれなりの知識欲があるタイプにもオススメ
です!


・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)

限界をとうに超えたビビットビームを綺麗に終わらせる為に雨宮プロデューサーはFIFをつくったわけですが、ビビットビームのドーム公演にFIFがゲスト出演することになります!直接対決です!

アイカの想い「私たちが捧げた青春が、誰かの青春になって永遠に残り続けるなら、アイドルって最高の職業」にはグッときました!

そして、FIFのアイカの純粋さと魅力により、ビビットビームと共演という展開になります!

その後、FIFは大人気グループになり、ビビットビームは解散し、中心人物のミズメは裏方のプロデューサーに転身。
雨宮プロデューサーは会社をやめます。

ラスト。
主人公が街中でダイヤの原石のような少女に声をかけようとすると、雨宮さんらしきフリーの芸能マネジメント関係者がスッと登場しその少女に先に話しかけ「15分だけお時間を!」と言って終わります!
もっと色々出来た気もしますが、終わり良ければ全て良しで言えば、良しな作品でした!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「15分の少女たち-アイドルのつくりかた-」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #15分の少女たち #アイドルのつくりかた #かっぴー #戸井理恵 #アイドル

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