漫画「ARMS」感想(完結作品を語る! #176)
「ARMS」(皆川亮二 / 原案協力:七月鏡一)
連載期間 1997年~2002年(週刊少年サンデー)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「ARMS」は、
ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」がモチーフになっています。
私は読んだ気はするけどちょっと思い出せないんですが覚えてる人はより楽しめると思います。
全体的に、中二病歓喜といった作品で私の心もくすぐられました!
あっけらかんと明るく嫌味がない高校生の高槻涼が主人公。
知らぬ間に右腕に機械生命みたいなものが埋め込まれていて、覚醒後は僅かに機械さもある化け物といった姿形になります。
男女の仲間も出来て、ヒロインを救う為に戦いつつ、様々な謎が明らかに…といった感じの話です。
本人じゃないですが決め台詞はこれです。
「力が欲しいか?」
「力が欲しいのなら、…くれてやる!!」
「スプリガン」との差でいえば、
義理ではあるものの最強とも言える両親の存在で、かなりいい味出してます。
あと「アームズ」は「スプリガン」の倍以上の長さです
1時間半の映画と、3時間超の映画とでも言った感じです。
どちらにも違った良さがあります。
そして、個人的には「スプリガン」は小学生でも大学生でも楽しめますが、
「アームズ」は中高生にドカンと来る作品な気がします。
他にも、
ARMSの基となったシリコン生命アザゼルが人の心を獲得していく場面は、
昨今の科学的知識としては当たり前に理解出来ることですけど、それが約20年前に描かれていたというのには驚きました!
悲しい別れもありますが終わり方はハッピーで第一話にもつながっていて、大満足のマンガ作品でした!
ということで、
皆川亮二先生の作品が好きな人、今自分は中高生だという人、「不思議の国のアリス」が好きな人にも多分オススメです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「ARMS」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
hiro’