漫画「星守る犬」「続・星守る犬」感想(完結作品を語る! #385)
「星守る犬」「続・星守る犬」(村上たかし)
連載期間 2008年~2009年(漫画アクション)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「星守る犬」と「続・星守る犬」は、犬と不器用な人達の足跡を辿るような温かい物語。
各全1巻。両方を合わせた全1巻の完全版もあるようです。
昔から仲の良い人が結構前に薦めてくれていたこともあり、ネカフェで読みました。
ちなみに、
笑顔の花でお馴染みのアーティスト、村上隆先生とは別人です。
あと、
作者の村上先生が伊集院光さんフォロワーというのがなんとなくわかる話でした。
まず、
「守る」というのはじっと見続けているという意味で「星守る犬」とは高望みをしている人を表す慣用句だそうです。
もちろん今作では複数の意味がかかってますね。
数話で終わる話がいくつか収録されてるんですが、各話がじんわり繋がっているのがイイです。
さて「星守る犬」
子供が連れてきた犬ハッピーとお父さんの話。
犬の心の声が描かれる中、話は進みます。
犬が来た頃は仲良しだった家族も、年月と共に離れることに…。
別に犯罪者や逃亡者でもないお父さんはちょっと道を外れただけの人。
助けた子供に財布を盗まれたり、犬の手術の為に大事な物まで売って助けたり…。
やがて、
お金も尽き、行けるとこまで南の田舎の方へ二人?旅を続けていくんですが…。
忠犬ハチ公を思わせる話です。
後半はその二人を調べる役人さんの話。車の周りに向日葵を咲かせます。
そして「続・星守る犬」
偏屈なお婆さんが主人公。
死にかけの犬を拾って一緒に死のうとするものの、犬が元気になってしまい自分も生きようと思い直していくんです…。
あと、
一作目でお父さんが助けた子供の哲男くんの話も。
そこには一作目のお父さんと犬も出てきて読者としては嬉しくなります!
ところで、
子供の逃避行に犬がいれば怪しまれない!と大胆に犬を盗むとこは笑いました!(笑)
そのペットショップ勤務の二人はとてもキャラがイイですし、誰からも買われなかった犬を哲男くんがハッピーと名付けていたことにもグッときました。
色々あって哲男くんは昔可愛がってくれた北海道のお爺ちゃんの家に、犬と共に辿り着きます!
そして、その後、
お爺ちゃんと共にトラックに乗り、迷惑をかけた人に謝罪の旅をするんです。
これも人間の様々な面が描かれていてイイんですよねぇ。
ということで、
忠犬ハチ公など犬が重要な話が好きな人、めちゃくちゃ伊集院光さんが好きな人、
望んで望んで望み続ける私とあなたにオススメです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「星守る犬」「「続・星守る犬」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’