漫画「兎-野性の闘牌-」感想(完結作品を語る! #288)
「兎-野性の闘牌-」(伊藤誠)
連載期間 1996年~2017年(近代麻雀オリジナルなど)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「兎-野性の闘牌-」は、
高校生男子が主人公の麻雀漫画!
同年代がいっぱいの、代打ち集団ZOOに所属することになります。
持ち前の危機回避能力を麻雀でも活かし、兎と呼ばれる存在になるわけです。
私は小2から麻雀をやってますが、ほぼ能力バトルものなので麻雀を知らなくても問題ない作品です。
途中からは運の奪い合いというか、そういう世界に入ってきて、麻雀ではない別のゲームをしている感じです!(笑)
全17巻。LINEマンガとネカフェで読みました。何気に21年も連載していた作品なんですね~。
まず、
各キャラは立ってますし魅力的だったり個性的だったりします!
ただ、
出会った瞬間のキャラの雰囲気とその後のキャラの発言や態度などの変化具合が微妙でした。
例えばリーダー的な男にしてもヒロイン的な女の子にしても、先にその機能を決めた上で配置されたのが感じられて物語に入り込みづらかったです。
ちなみに、
絵柄も軽い感じなので少年誌的なノリの話かと思っていると、人死にが簡単に起きたり、ちょこちょこ性的描写があったりするので注意です!
あと、
同性愛も当たり前に多数描かれており、これも本作の特徴だと思います。
さらに、
ドンドン格闘マンガ的な様子も出てきます!
良いか悪いかは置いときまして唯一無二の作品なのは間違いないです!
それと、
すっとぼけたギャグはけっこう好きですが、印象的な言葉っぽく吐き出すワードはカイジなどでお馴染みの福本先生と比べちゃいまして、あまり響かなかったです。
個人的な推しキャラはカナ。
いやしかし、
体感として簡単に生き死にの麻雀勝負に挑むのも納得しづらいものの、まぁギリありだとしても、後半の仲間同士戦って何人かはほぼ死ぬという展開をZOOのメンバーが受け入れるのが読者の私としては嘘でしょと思いました!
もちろん、
そこまで読んで作家性とかを考えれば、最終的にメンバーはほぼ死ぬことはないんだろうなと思った上で読みましたけどね。
終わり方は、
全キャラ決着がついて平和な日常、かと思いきやまた新たな強敵が!パターンです。
綺麗ですしイイ感じです。お腹いっぱいなので続編はなくてもいいかなって感じですが…。
ということで、
麻雀マンガが好きな人、主に運がテーマの能力バトルと聞いて気になる人、
様々な愛を感じたい人にもオススメです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「兎-野性の闘牌-」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’