漫画「ミスター味っ子」感想(完結作品を語る! #306)
「ミスター味っ子」(寺沢大介)
連載期間 1986年~1990年(週刊少年マガジン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「ミスター味っ子」は、
「将太の寿司」の寺沢先生の作品なんですね。
あちらはお寿司を扱う本格的な作風で今作とはけっこう違います。
こちらはある意味、
正統派でないアレンジ料理がバンバン出てくるんですが、どれも作れそうで美味しそうでイイんです。
まぁ実際美味しいかはまた別の話ですが…。
全19巻分をLINEマンガで全話無料で読みました。
まず、
主人公の味吉陽一。
「ドラゴンボール」の孫悟空の料理版みたいなこの少年は中学生設定ですが小学生に見えますし、展開にしても料理にしてもコミカルで子供向け感が強いです。
話は基本的に、
始めにその回で扱う料理についての勉強みたいなパートがあって、その後それを超える味っ子ならではの料理を考えて生み出すという流れなんですが、わかりやすくてイイです!
現実的ではないですが、
料理勝負をするライバル店も卑怯なことをしてこないのもイイです。
ジャッジをする人も買収されたりしませんし!
そして、
アイデア料理を食事する人が改めて説明するのも親切でイイです
あと、
味皇やブラボーおじさんや料理人のライバルなど、キャラも立っています!
ライバルとの関係性が物語の進行に沿って深くなっていくのも見ていて気持ちがいいです。
個人的に食べてみたくなったのは野菜を使ったミニ寿司。
アナゴに見せたナス、マグロに見せたミョウガ、イカに見せたカブの寿司なんですけどね。
そして終わり方。
味皇との対決。色試し、眼試し、味試しの三番勝負です。
他の少年料理人の手助けもあり、納得の決着です。詳しくは読んでみてください。
ちなみに、
最後の最後は味皇のポエム的な独り言で終わるんですけど、味っ子に何か語らせずに味皇のロマンチックで終わるという変化球はけっこう好きです!
ということで、
子供向け料理漫画と聞いて気になる人、アニメ版だけ見て原作マンガを読んだことがない人、
初登場時から別人のように可愛くなっていく味っ子のお母さんを愛でたい人にもオススメです!(笑)
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「ミスター味っ子」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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