漫画「ジゴロ次五郎」感想(完結作品を語る! #379)
「ジゴロ次五郎」(加瀬あつし)
連載期間 2002年~2007年(週刊少年マガジン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「ジゴロ次五郎」は、車に特化した加瀬先生のヒット作「カメレオン」的な漫画です!
全22巻。マガポケというアプリで全話読みました。
主人公は、少し太っていて不細工な高校三年生の男の子。
元暴走族総長で現在も有名な走り屋の兄と、美形な弟に挟まれた次男。
名前は石川次五郎。
車愛は本物で、意思を持った女性のような妖車シルビアを乗りこなし?ます!
体格はいいしガソリンスタンドでバリバリ働いているので、マジになるとケンカもそれなりに強いんです。
「カメレオン」の矢沢の進化版であるとも言えます。
まぁ矢沢の方がキャラは立ってますが、こちらもそれなりに魅力的です!
ところで、
マンガ「カメレオン」的とはつまり、
ヤンキー達が繰り広げるイイ意味でくだらないダジャレなどのギャグと、ラッキーを味方につけた奇跡展開が起こる話ということです!
あと、
「カメレオン」の矢沢栄作と同じように普段ヘタレだからこそ、どうにでもなれと本気になった時の行動には見ていて心が動かされます!
ちなみに、
下品なネタも多めなので大半の女性向きではないと思います。
物語はというと、
序盤は妖車シルビアで様々な車乗りと戦い、毎度ミラクルで勝利して仲良くなっていきます!
中盤からは、
そこまで対決してきた連中の参加する次五郎が代表のチームが出来たり、兄の九州男がメインの話など次五郎以外にスポットを当てた話も出てきます。
そして終盤は、
次五郎の恋が実ってからはちょっと惰性感ありますが、大きく失速することはない全22巻でした!
ということで、
「カメレオン」のようなイイ意味でくだらないギャグマンガが好きな人に、マンガ好きの走り屋に、
矢沢2.0と聞いて気になる人にもオススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
妖車シルビアからの卒業が描かれます。
そもそも車体にはガタがきていたようで、バイト仲間でレディース総長だった次五郎の彼女・日野愛子らをシルビアは最後の力で助けるものの大破。
そして、次五郎は新たに別の普通のシルビアを組み立て、数年後へと。
兄の九州男はなんと市長になり、次五郎は愛子と結婚します!
そこでなんとシルビアの魂が蘇り、次のオーナーは二人の子供に決まった~となり、車が走り出し物語は幕を閉じます。
妖車シルビアについて、どう決着をつけるか難しいとこだったと思うんですよね。
で、最高の終わり方とかではないですが、いつか続編を描きたい時に描きやすい商売的には良い終わり方だと思いました!(笑)
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「ジゴロ次五郎」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’