漫画「耳をすませば」感想(完結作品を語る! #310)
「耳をすませば」「耳をすませば~幸せな時間~」(柊あおい)
連載期間 1989年(りぼん)、1995年(りぼんオリジナル)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「耳をすませば」は、
ジブリ映画としても有名ですが原作は少女漫画なんですね。
映画の前に描かれたものと映画公開後に描かれたもの(「耳をすませば~幸せな時間~」)が文庫版では一冊にまとまっていてそれを読みました!監督との対談なんかも載ってます。
さて、
そもそも今作はジブリの絵柄ではなく少女漫画的な絵柄であり、中身もけっこう違うんだろうなぁと思っていたんですが、映画はかなり原作をトレースしていることがわかりました!セリフとか諸々だいたい同じです。
ただですね!
音楽要素はないんです。残念!
「カントリー・ロード」も「コンクリート・ロード」も出てきません!(笑)
そして、主人公の雫が恋する聖司くんもバイオリンを作ろうとしないし弾くこともないです。地球屋というお店でのセッションもありません。
さらに、
進路について深く考えたり、結婚について語られることもないです。
まぁ、そういう軽さは受け入れやすさに繋がるとも言えるので一長一短ですが、ジブリ映画を先に見ている自分としては音楽要素など欲しくなりましたねぇ。
逆に、
聖司くんのお兄さんが出てきてとある人と良い仲だったり、猫が二匹出てきたり、聖司くんは絵描き設定で印象的な絵を描いていたり、野球部の杉村の見た目がそれなりによかったり映画にはない要素もあります。
そんなこんなで終わり方は、
けっこうあっさりです。まぁ全4話で打ち切りでしょうから仕方ないですね。
ただ、映画ほどの引き込み力はないですが、これはこれでイイというものでした!
「耳をすませば~幸せな時間~」に関してはボーナストラックみたいなものなので終わり方は置いといて、
現在、映画公開中の「君たちはどう生きるか」にも出てくる鳥のサギが出てきて誘惑と死の香りを漂わせたり、「猫の図書館」というファンタジックな場所が出てきたり、ワクワクドキドキ出来ました。
ということで、
ジブリ映画「耳をすませば」が好きで原作を未読な人、中学生の友情とか恋とかに興味がある人、
猫が大好きな人にもオススメです!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「耳をすませば」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’