漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」感想(完結作品を語る! #284)
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」(和月伸宏)
連載期間 1994年~1999年(週刊少年ジャンプ)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」は、
明治の日本が舞台。廃刀令が出ている中、逆刃刀を身に着け人助けをしている流浪人の緋村剣心が主人公。全28巻。LINEマンガとネカフェで読みました。
アニメ化、実写映画化もしている大ヒット作です。
改めて全話読んだんですが、
設定やキャラはもちろん、展開・構図などもセンスがあり飽きさせません!
言葉に関しても、技名もそうですし独特な日本語表現も魅力的です。
そして、
途中からノッてくる名作も多い中、初期から十二分に面白いという…、これは本当に凄いことです!
印象的なのは、京都編。
まず、部下である十本刀もただの悪役を超えた存在感で魅力的です。
当然、最大の敵・志々雄真実は圧倒的であり、そのラストというか・忠臣の見た夢というか、そんなものがとてもよかったです!
ただ、その後の
人誅編は和月先生が制作秘話で書いているように、主人公の剣心の仲間である左之助らと順番に雪代縁が一人で戦っていく方が京都編との対比にもなるしよかったですねー。
それなりに面白いですし、徹底して不殺(ころさず)を貫く剣心の姿からは和月先生の想いみたいなものも感じるんですけどねぇ。
終わり方は、
数年後の明治15年。剣心が心休まる状態になってよかったなぁと思いました。
それは、
この長編を読んでいくうちに、剣心と共に自らも罪を背負ったような感覚に多少なりともなったからかもしれません。
そして、
登場時10歳だった弥彦の成長した姿が描かれるわけですが、振り返ってみて裏主人公だったと思いましたし、時代の移りかわりと共に引き継がれていく志のようなものも香っていて素敵でした。
ということで、
刀やその他武器でのバトルものが好きな人に、映画版だけ見て原作マンガを読んでいない人に、
物語後半オマエモナーポイントがあるのでツッコミ気質の人にもオススメです!(笑)
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’