漫画「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」感想(完結作品を語る! #62)
「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」さの隆
・連載期間 2017年~2020年(週刊少年マガジン)
昼でも夜でも、おはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。
主人公は人を肉体的・精神的に痛めつけてもなんとも思わない少年。
が、記憶喪失になりどこにでもいる少年になっているところから物語は始まります(第一部とします)。
過去の自分の行いの共犯者や被害者と会い、様々な謎が解けていくところは面白かったです。
そして、
罪悪感から自殺を図ろうとするんですが、そこで話は終わらず場面は未来へと飛びます。
その後、一つの家族との関わりが描かれ(第二部)、重大な事が起き、
もっと未来の場面になり、そこでは第二部より少し過去の別の家族との関わりが描かれます(第三部)。
んー。
個人的にマンガとして一番面白かったのは前半で、その次が中盤で、後半に関してはあまり面白くはなかったです。
第三部がこうなったのは多分、話をまとめる為と展開の新鮮さを考えた結果だと思われます。
話のまとめ方は、こういう話が初めてならとてもいいと思うものでしょう。
つまり、
「異常」とか「正常」とか「善」とか「悪」とかそういうことをよく考えたり、マンガや映画を見たり本で勉強したりしている人でなければ…。
高校生や大学生くらいにはむしろ勉強の為に読んでもらいたいくらいです。
さらに、
第一部で終わらなかったからこその「人」という存在の説得力は感じます。
…そんなこんなで、
個人的には第三部の展開のさせ方次第ではもっと面白くなった気がします!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」を読んだことがない人はhiro’の言っている内容を知る意味でもよかったら読んでみてください。
hiro’
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