漫画「自殺島」感想(完結作品を語る! #76)
「自殺島」森恒二
連載期間 2008年11月14日~2016年8月26日(ヤングアニマル)
昼でも夜でも、おはようございます!
カメレオンシンガーソングライターのhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々です。
現在も100近い連載中作品を追いかけています。
「自殺島」について、ネタバレあり(ほぼなし)で語っていきますね。
そもそも設定がぶっとんでいると、そこに引っかかっちゃうと楽しめないなんてこともあるわけですが、今作はギリ飲み込めました!(笑)
ザックリ書くと、
自殺を試みた人達が死んだと思ったら国有地の無人島で目覚め共同生活をしていく話です。
この作品は読者に対して「生きるということ」を教えてくれます。
ストーリーに巧く組み込んでいるので、さほど説教くさくはないです。
狩りについて・農作物についてとか、マンガを読むことでサバイバルの知恵を獲得できるのです。
もちろん、マンガとしてはエンタメ性も必要で、そこにも森先生の頑張りを感じました!
ただ、過去作のホーリーランドにしても今作にしても頑張りは凄く感じるんですが、もっと面白く出来るような気もします。
あと!
島には別の集落もあり、対立が大きな意味を持っていて、「人間という存在とは何か?」を説いているように感じました。
島で生活するうちに捨てたくなくなった命。
その上で、仲間が殺されたり・仲間が新しい命を出産したりもあり、話は結末へと向かっていきます。
私自身、どんな落とし所に持っていくつもりだろうかと期待していました!
…結果、連綿と続いていく命について、心に刻みつけてきました!
私にとっては目新しさはなかったのですが、初めてこういう考え方を獲得する状態だったら、このマンガの価値はさらに高まります!
私の書いていることがわからない人、いますかね?
…そんな人にこそ、読むことをオススメします!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「自殺島」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
hiro’