漫画「レイリ」感想(完結作品を語る! #459)
「レイリ」(原作:岩明均 / 作画:室井大資)
連載期間 2015年~2018年(別冊少年チャンピオン)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「レイリ」は、戦国時代を生きた悲しくも凛とした少女の物語。
全6巻。LINEマンガで途中まで読めます!続きはネカフェ、にはなかったので電子書籍版を購入して読みました!
さて、
今作は「寄生獣」「七夕の国」「ヒストリエ」など傑作を多数描いている岩明均先生が原作!
2001年くらいから12年かけシナリオを書いたそうです。
岩明先生が圧倒的な作画力の持ち主でもある為、別の方が作画担当でガッカリしそうなものですが充分楽しめます!
伝えるべきものを伝えつつ、室井先生らしい良さも出ています。
物語の舞台は日本、戦国時代。
親兄弟を殺され死に場所求め懸命に修行した結果、剣術に長けた少女レイリが主人公。
レイリは武田信玄の孫で超優秀な少年の武田信勝の影武者になります。
武田家を潰そうとする織田信長、それに表面上従う徳川家康なんかも出てきます。
ちなみに、
力も知恵も身につけたレイリが、幼少期に自分の命を救ってくれた岡部丹波守を絶体絶命の状況で救おうとする場面には泣けました…。
さぁ、
武田家の行方、そしてレイリの人生はどうなっていくのか?
ということで、
歴史もの・戦国時代ものが好きな人、岩明均先生のマンガが好きな人、
強い女性が好きな人にもオススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
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武田家の希望であった少年の武田信勝は父をかばって死に、その死を隠すため影武者だったレイリが本人のフリをします。
しかし、結果的にすぐにバレ、武田軍は身内の裏切りにもあい全滅してしまいます。
レイリは全滅する少し前にお役御免となって生き延び、裏切りの主犯の穴山玄蕃一行を武田信勝の格好をした状態で殺し、6年後。
何気に想い合っていて最後に告白しあった土屋惣三の息子を徳川家康に仕えられるように取り計らいます。
そして、最後は富士山をバックに、死んでいった者達の思い出を胸に抱えつつどこかへと歩いていくレイリ。一里二里とどこまでも…。
購入してよかったと思える、隠れた名作でした!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「レイリ」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
※「無料で読めます」などは私が読んだ時点の話です。そして、「無料」といってもCMなどを見てポイントを貯めてそれを使う必要があったりもします。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’