漫画「RASH!!」感想(完結作品を語る! #438)
「RASH!!」(北条司)
連載期間 1994年~1995年(週刊少年ジャンプ)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「RASH!!」は、シティハンター、キャッツ♥アイでお馴染みの北条司先生の作品!
北条司先生の連載作の中で最も短い作品だそうです。
全2巻。LINEマンガで全話無料で読めます!けっこうポイントは使いましたけどね…。
今作も絵は綺麗ですし、シティハンターのヒロイン槇村香が主人公になったような話で内容も悪くないんですが、全2巻ということでジャンプ連載の難しさを感じますね!
主人公に恋する男チョロがキャラ的には弱かったかもですが、これも本当強いて言えばくらいの話です。
ギャグとシリアスのバランスもいいですし、その他の脇役も魅力的なんですけどねぇ。
さて、
主人公の勇希は刑務医つまり医者なんですが、敬愛していた医師の新田は怪我や病気の原因に深く向き合うあまり悪人相手とはいえ殺人までしていて、勇希の通報で逮捕され収監されています。
その新田と面会する場面は「羊たちの沈黙」のレクター博士とクラリスのようでドキドキしますね!
そして、
新田のやり方を否定する勇希は勇希のやり方で患者を救おうとします!
つまり、
新田が殺そうしていた残りの人達を死なせないようにしつつ、事態を解決しようとするわけです。
ということで、
打ち切りものが好きな人、香が主人公のような話と聞いて気になる人、
レクター博士とクラリスと聞いて「おっ」と思った人にもオススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
麻薬密売組織を勇希とチョロらが壊滅しようとし、なんとかトップ二人を逮捕します。
が、新田が脱獄しその二人及び麻薬ルート絡みの重要人物を二人殺し、重要人物は残りは一人に。
勇希と警察を辞めたチョロの仲も進展し、最後の一人の政治家のいる屋敷へ。
新田の放火によって燃える屋敷の中で新田と直接対決です。
殺したところでまた別の組織が生まれるだけだと説き、精神的に成長した勇希によって殺人を食い止めることに成功します。
その後、死んだと思われた新田の死体は出てこず…。
とはいえ、
これから忙しくなるぞと勇希はチョロと腕を組み軽口も交わしながら笑顔で走り出して物語は終わります。
いかにもな打ち切りエンドですね!
終盤は駆け足展開でしたし残念ではありますが全2巻でも充分に北条司ワールドが味わえてよかったです!
いつか続編も(あれば)読みたいですね!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「RASH!!」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
※「無料で読めます」などは私が読んだ時点の話です。そして、「無料」といってもCMなどを見てポイントを貯めてそれを使う必要があったりもします。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’