漫画「よふかしのうた」感想(完結作品を語る! #370)
「よふかしのうた」(コトヤマ)
連載期間 2019年~2024年(週刊少年サンデー)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「よふかしのうた」は吸血鬼もの。アニメ化もした人気作!
全20巻。2024年3月に最終巻が発売予定です。
友人宅とサンデーうぇぶりというアプリで読みました!
Creepy Nuts(クリーピーナッツ)の曲名と同じ題名で気になって読みはじめた今作。
夜が好きで、夜が自分の居場所だと思っているからという理由もあります。
まず言いたいのは、
もし私が思春期の少年少女だったら死ぬほどハマっていたであろう作品ということです!
メインキャラクターは、
いじめられてるわけでも逆に過剰に期待されるようなヒーロータイプでもないけど不登校の中学生男子の夜守くん。
と、
露出が高いわりにウブで可愛い吸血鬼のナズナちゃん。
この二人が深夜、街の片隅で出会って、さぁどうなるか?という基本ゆるーい、ちょっとドキドキする話。
ゾンビやバンパイアものはその作品ごとに独自ルールみたいなものがあるわけですが、
今作は「血を吸われても、その吸血鬼に恋をしないと吸血鬼にはなれない」などがあり、吸血鬼になりたいという目標をもった夜守くんはナズナちゃんに恋をするぞ!と頑張る?わけです。
サブキャラもなんですが、
このメインの二人のキャラが絶妙にリアリティを欠いているのが「むしろ」なのか、かなり魅力的です!
そんなキャラもですし、
吸血鬼ものということで暴力や死の描写もあるにはありますが、ストーリー展開も現代的です。
あと、
最終話で「我々にとって恋とは呪い」とナズナちゃんのモノローグが出てきます。
実年齢に比べずっと若く、ほぼ死なないような吸血鬼と人間の恋について語っているわけですが、最後まで読んで結局普遍的な話なんだと強く思わせてくれるわけです。
そんなこんなで、
第200話もとい、第200夜でスッキリ終わるのも美しいです!
ということで、
吸血鬼ものが好きな人に、夜が好きな人に、
恋に恋する思春期の少年少女に圧倒的にオススメです!
・終わり方について
高校生になって探偵さんの助手もしている夜守くんは、ナズナちゃんのいる場所を見つけ出しひょっこり現れます。
二人の関係性、恋の決着がつくことはないまま、ハッピーでも・アンハッピーでもない終わり方な気もしますが、現代的だしドラマチックすぎないのがこの作品らしくてよいです!
続きがあってもいいですし、読者の心の中だけで続きを思い描いてもいいですし。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「よふかしのうた」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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