漫画「バーテンダー à Paris」感想(完結作品を語る! #401)
「バーテンダー à Paris」(原作:城アラキ / 作画:加治佐修)
連載期間 2012年~2013年(グランドジャンプ)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「バーテンダー à Paris」は、マンガ「バーテンダー」の続編。
バーテンダーとはバーでお酒をつくってくれる人ですが、このマンガではそれだけでない部分が凄いんです。
全6巻。LINEマンガである程度無料で読めます!残りはネカフェで読みました!
まず、
続編と言いましたが主人公が変わってますし、そもそも作画の先生が違うのでパッと見の印象は前作とは異なります。
物語は、
フランスはパリに向かう飛行機から始まります。
今作の主人公の佐島蓮は前作の主人公の佐々倉溜と知り合いらしく、教えられたバーを目指します。
結果的に、ぶっきらぼうだけど根はいい奴タイプの兄妹が働くフランスの下町のバーを手伝うことに…。
厳格な家庭で育ち、母が去っていったことで少年時代はグレてヤンチャだったと思わせる描写があるものの、前作の主人公と同じような愛嬌があります!
ただ、
いわゆる師匠はいないながらバーテンダーの能力は高いものの、前作の主人公ほどではない感じです。
あと、
前作との違いで言うと、恋愛色がちょっと強めです!
ちなみに、
前作に出てきた人物やお店は基本出てきません。
前作の主人公の名前以外だと、チラッと完璧主義なあのバーテンダーが出てきたりはしますが…。
・印象的な場面
瓶詰めの時点で熟成が止まるので「ウイスキーは時の囁き」みたいな事を言っていたのが印象的でしたし、個人的に好きですねぇ!
ところで前作の時に語るべきでしたが、
お酒マンガというと「神の雫」という名作ワインマンガがあります!
このバーテンダーシリーズもそちらと同じくらい評価されてもいいクオリティです。
あちらが太陽なら、こちらは月、みたいな感じはありますが…。
話を戻して、物語後半。
主人公が探してる人を見つける為・見つけてもらう為、カクテルコンテストに出ることを決め、まずは佐々倉溜が作り優勝したカクテルを飲みに行きます!
そのカクテルとは和洋折衷な「柚子庵」というものだと初めて明かされるんですが、飲みたくなりますねぇ!
オリジナルカクテルもですし、既存のカクテルもエピソードと共に味わいたくなるのが、このバーテンダーシリーズです!
ということで、
バーテンダーだけ読んでこの続編を読んでいない人に、お酒が好きな人に、
異国の空気をちょっと味わいたい人にもオススメです!
・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)
カクテルコンテストの結果は同率優勝!!
もう一人の優勝者の、その師匠のいる銀座のバーへ誘われます。
そして、
涙を溜めたヒロインのありがとうの声を背中に受け、銀座へ旅立つというところで終わります。
一応まとまってはいるもののヒロインとの終わりは切なすぎますし、家族の問題もいまいち消化できてないような気がしたので、人間ドラマとして今作だけでは微妙ですが、お酒や関連する知識を短時間楽しむにはちょうどいい作品です!
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「バーテンダー à Paris」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’
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