漫画「エンジェル・ハート」感想(完結作品を語る! #354)
「エンジェル・ハート」(北条司)
連載期間 2001年~2010年(週刊コミックバンチ)
昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。
・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
「エンジェル・ハート」は、「シティハンター」のパラレルワールド続編。
全33巻。久しぶりにLINEマンガとネカフェで全話読み直しました。
公私ともにリョウのパートナーだった香の死を、私は受け入れられたんですがそこが引っかかって読めない・読みづらい人もいるようです。
さて、
お馴染みのキャラも多いので説明パートも大して必要なく、初めから面白く、かつ泣かせます!
表情で語る、圧倒的画力も見ものです!
今作では、
裏社会の超一流の仕事人・冴羽リョウも歳を重ね、香の心臓を受け継いだ元殺し屋の女の子の父親役を演じるんです。
その、主人公とも言えるシャンインは、香の意識が目覚めたとばかりにリョウのスケベには100tハンマーを振るったり、エネルギッシュで魅力的です!
続編の2ndシーズンは独立したハートフルな泣かせる話連打ですが、こちらはまだシティハンターっぽさも漂いバイオレンスさがあります。過去編もあったり。
あと、
シャンイン&そのパートナー的存在の同じく元殺し屋シンホンの成長も描かれます。
シンホンと、さらにミキという娘の父親役を演じるなのが海坊主ことファルコン。この辺の描写もイイ感じです!
ところで、
中盤からリョウの新たな恋人候補的な女性が出てくるんですが上手くはいきません。
熱狂的なファンは永遠に香だけを見ていてほしいでしょうが、個人的には新たな恋人をつくる展開もいいと思うんですけどねぇ。
そして、
後半に差し掛かる頃、「エンジェル・ハート」のメインの悪役とも言える通称カメレオンが出てきます。
「昔のリョウのようだ」ということで、冷酷な殺し屋という点ではそうかもですが、人の心を試す感じは全然違う気がします。
ということで、
シティハンター好きに、涙活したい人に、
父性愛を感じさせる少し老いた冴羽リョウが見たい人にもオススメです!
・終わり方について
完結は作者の思惑の埒外にある、区分けと書かれているので、そうなんでしょうが一応書きます。
作中で14歳から19歳になったシャンインの花婿候補の御曹司との話。
心臓移植をしていて10年後の生存率が50%以下で時間がないというのもあり、いい線行くものの御曹司からのプロポーズはうまくいくことはなく、シャンインと香はこの街が好きでそれを守ることが人生という感じで、街を愛し・街に愛されているものの切なくもありました。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
「エンジェル・ハート」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。
完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU
hiro’